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  • 著者: 吉田 修一
  • ナレーター: 宇田川 紫衣那
  • 再生時間: 14 時間 4 分
  • 4.4 out of 5 stars (112件のカスタマーレビュー)

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あらすじ・解説

1999年、台湾に日本の新幹線が走ることになり、入社4年目の商社員、多田春香は現地への出向が決まった。春香には忘れられない思い出があった。台湾を旅した学生時代、よく知らないまま一日を一緒に過ごした青年がいた。連絡先をなくし、それ以後ずっと会えないままだった……。

台湾と日本の仕事のやり方の違いに翻弄される日本人商社員、車輛工場の建設をグアバ畑の中から眺めていた台湾人学生、台湾で生まれ育ち終戦後に日本に帰ってきた日本人老人、そして日本に留学し建築士として日本で働く台湾人青年。

それぞれをめぐる深いドラマが台湾新幹線の着工から開業までの大きなプロジェクトに絡んでゆく。政治では問題を抱えていても、日本と台湾の間にしっかりと育まれた個人の絆を、台湾の風土とともに色鮮やかに描く渾身の力作。
©吉田 修一 (P)2019 Audible, Inc.

路に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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「吉田修一らしくない」作品

「吉田修一らしくない」という印象は小生だけだろうか?俗っぽい内容だけに通勤車中のAudibleでは存分に楽しめた。

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読み終えて、作者が台湾を見下している感じがする

もし台湾の鉄道会社が日本で高速鉄道を作ったらこういう風に書けなかっただろうと思います。それに台湾の人は皆んなこう思うや日本の人は皆んなそう思うの描写はかなり前時代的で、それに日本側の主人公達は台湾に5年いるのにどうして華語を頑張って会話レベルに勉強しないのが謎です。著者の吉田修一氏は台湾に対してかなりの幻想を持っていて、それ故に物語自体真実味が欠けていると正直に思います。

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ドラマと違ったー

NHKのドラマを途中まで見て、続きが気になったので聴いてみました。
やはり原作は違いましたね。
登場人物が沢山でてきて、それぞれの人生をつないでいるところが本当のお話だったのですね。
ドラマはどちらかというと恋愛メインだったので。
でも出てくる人たちみんな爽やかで聴いてよかったです。

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    3 out of 5 stars
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    3 out of 5 stars

台湾の魅力

台湾の魅力がででいる作品
時代に翻弄された部分、
日常の出来事が
其々の人物に深みが増し
面白い。

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爽やかな青春小説、5月にはNHKドラマになりますね

「横道世之介」に並ぶ吉田修一さんの青春小説、もっと甘いかも。
台湾に日本の新幹線走らせようとする日本のビジネスマンと台湾の人たちの交流が描かれています。

コロナウィリス問題で中国本土にいささかうんざりのこの頃、あらためて台湾の良さに気づかされる爽やかな話。
テレビドラマを先取りしたようなお得感がありました。
ナレーションもいいですね、何度も聴き返しました。

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台湾人の視線で書かれていると言えるのだろうか?

台湾のことをよく知らないので、その点(視点がどこに置かれているのか)だけ気になりました。日本人的思考ではないのか? 台湾の人は本当にこのような考えなのか? 無条件に信じてしまわないように、精神的に距離を置くようにして聞きました。

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台湾に行ってみたくなりました

賛否両論分かれる作品だと思いますが、私はとても楽しめました。

様々な人生ドラマが平行して描かれ、色んな形で台湾新幹線で繋がってゆきます。主要登場人物が多く、その後の各場面で主人公的な存在となります。主たる舞台が台湾なので、第1章から第3章までは殆ど背景や舞台の説明や人物の紹介といったことに費やされ、やや退屈感があります。が、これが後々効いてくるのです。

おそらく相当に綿密な取材をされたと思います。毎晩が縁日のような台湾夜市の空気感や、どこかノスタルジックな雰囲気を感じ、台湾に行ってみたくなりました。

著者の代表作である「怒り」「悪人」「国宝」などのような重量感や馬力感はありませんが、聴き終えた今、なんだかとてもほっこりした気分です。

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台湾新幹線の開業を軸に描かれるさわやかな人間模様

私も10年ほど前に台湾新幹線に乗って台北から高雄まで行ったことがあり、日本の新幹線と同じ乗り心地になぜか誇らしげな思いになりました。

この物語は、台湾新幹線導入に直接かかわる日本の商社で働く主人公の女性と、その初恋の相手である台湾の男性の2人を代表とする様々な人たちがひたむきに生きていく姿を描いたお話です。

登場人物がみな一生懸命に人生を生きていて、聴いたあとさわやかな気持ちになるストーリーでした。

台湾に行ったことのある人は、また台湾に行きたくなるでしょうし、行ったことの無い人は、きっと台湾に行ってみたくなるものと思われます。

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台湾を身近に感じる話

丁度、仕事で1週間台湾に行く時期と、この小説を聴く時期が重なったので、非常に興味深く聴きました。台湾に行くのは3度目なので、話の中の台北の様子など、頭に映像が浮かびます。勿論飛行機の中でも聴きました。

話は台湾新幹線の開業に向けた日本人ビジネスマンの奮闘を中心に、台湾と関わりある人々の話を絡ませながら進みますが、前向きで明るい表現が多いので、聴いていて心地よいです。ちょっと表面的で深みが無いかな?と感じる部分もありますが、台湾と日本の関わり方に興味を持つきっかけになります。ハラハラドキドキするようなシーンはありませんが、それぞれの登場人物達のちょっといい話みたいな感じです。

先日、仕事を終えて台湾から帰って来ましたが、ますます台湾が好きになりました。

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