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サマリー
あらすじ・解説
本日ご紹介する書籍は…
医療者が語る答えなき世界
——「いのちの守り人」の人類学
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480069665/
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《AI要約》※誤字はご勘弁
## 番組概要
内科医たけお先生が、毎朝5時半からライブ配信を行い、医療に関する話題や書籍の紹介をしています。今回は11月14日の「いい医師の日」にちなんで、良い医療について話す週となっています。
## 本日の書籍紹介
**タイトル:** 「医療者が語る答えなき世界 - 命の守り人の人類学」
**著者:** 磯野真帆
**出版社:** 筑摩新書
磯野真帆さんは医療人類学を専門とする研究者で、最近では「来なかった、出会い直す」という著書で山本七平賞を受賞しました。
## 書籍の構成
1. プロローグ: 医療という奇妙な現場
2. 第1部: 肩越しの視点から
3. 第2部: 科学が明らかにできないもの
4. 第3部: 傍らにいるということ
5. エピローグ: 患者中心の医療を目指して
## 書籍の特徴
- 医療現場の様々な職種(医師、看護師、ソーシャルワーカーなど)の視点を取り入れています。
- 人類学的視点から医療現場を観察し、当たり前と思われていることに新たな視点を与えています。
- 「答えのない世界」という表現が示すように、医療現場の複雑さや悩みを描いています。
## 印象的な章
第6章「命の守り人 - 医療者の仕事の本質」が特に興味深いとのこと。医療者の役割が単に病気を治すことだけではないという点を強調しています。
## 医学と医療の違い
- 医学は科学であるが、医療は科学だけではありません。
- エビデンスに基づく医療(EBM)は重要ですが、患者の価値観や選好も含まれるべきです。
- 医師の腕の見せ所は、エビデンスを踏まえつつ、個々の患者にどう適応させるかにあります。
## まとめ
この書籍は医療者だけでなく、一般の方々にも医療の世界を人類学的視点から理解する機会を提供しています。医療の複雑さや、治療以外の側面の重要性を示唆しており、読者に新たな視点を与える一冊となっています。