• エピソード90: 胸部不快感、病院実習開始

  • 2024/10/26
  • 再生時間: 22 分
  • ポッドキャスト

エピソード90: 胸部不快感、病院実習開始

  • サマリー

  • 118A19


    20歳の男性。胸部不快感と呼吸困難を主訴に来院した。これまでに何度か胸部不快感を自覚したが、医療機関を受診していなかった。昨日から呼吸困難が出現し、持続しているため受診した。既往歴に特記すべきことはない。家族歴は父親が20歳台で脳静脈洞血栓症を発症。意識は清明。体温36.2℃。脈拍96/分、整。血圧104/68mmHg。呼吸数24/分。SpO2 94%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下肢に軽度の浮腫を認める。血液所見:赤血球450万、Hb 14.5g/dL、Ht 42%、白血球6,200(好中球62%、好酸球1%、単球5%、リンパ球32%)、血小板22万、PT-INR 1.0(基準0.9~1.1)、活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉30秒(基準対照32.2)、血漿フィブリノゲン288mg/dL(基準186~355)、Dダイマー10μg/mL(基準1.0以下)。血液生化学所見:総ビリルビン1.1mg/dL、LD 208U/L(基準124~222)、尿素窒素22mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL。CRP 0.3mg/dL。胸部エックス線写真で異常を認めない。

    直ちに行う検査で適切なのはどれか。


    a 気管支鏡検査

    b 呼吸機能検査

    c 頸部超音波検査

    d 胸部~下肢造影CT

    e 足関節上腕血圧比〈ABI〉

    続きを読む 一部表示

あらすじ・解説

118A19


20歳の男性。胸部不快感と呼吸困難を主訴に来院した。これまでに何度か胸部不快感を自覚したが、医療機関を受診していなかった。昨日から呼吸困難が出現し、持続しているため受診した。既往歴に特記すべきことはない。家族歴は父親が20歳台で脳静脈洞血栓症を発症。意識は清明。体温36.2℃。脈拍96/分、整。血圧104/68mmHg。呼吸数24/分。SpO2 94%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下肢に軽度の浮腫を認める。血液所見:赤血球450万、Hb 14.5g/dL、Ht 42%、白血球6,200(好中球62%、好酸球1%、単球5%、リンパ球32%)、血小板22万、PT-INR 1.0(基準0.9~1.1)、活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉30秒(基準対照32.2)、血漿フィブリノゲン288mg/dL(基準186~355)、Dダイマー10μg/mL(基準1.0以下)。血液生化学所見:総ビリルビン1.1mg/dL、LD 208U/L(基準124~222)、尿素窒素22mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL。CRP 0.3mg/dL。胸部エックス線写真で異常を認めない。

直ちに行う検査で適切なのはどれか。


a 気管支鏡検査

b 呼吸機能検査

c 頸部超音波検査

d 胸部~下肢造影CT

e 足関節上腕血圧比〈ABI〉

エピソード90: 胸部不快感、病院実習開始に寄せられたリスナーの声

カスタマーレビュー:以下のタブを選択することで、他のサイトのレビューをご覧になれます。