ビジネス達人の教え

著者: Dale Carnegie Tokyo Training
  • サマリー

  • 日本のビジネスで成功するためには、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーションスキル、そして相手を動かす力が必要です。 この番組では、実際のビジネス経験に基づき、実践的な方法で、成功するためのスキルを向上させ、どんな問題に対しても適切なソリューションを提供するためのヒントをご紹介します。
    2022
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あらすじ・解説

日本のビジネスで成功するためには、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーションスキル、そして相手を動かす力が必要です。 この番組では、実際のビジネス経験に基づき、実践的な方法で、成功するためのスキルを向上させ、どんな問題に対しても適切なソリューションを提供するためのヒントをご紹介します。
2022
エピソード
  • 101 言葉だけに頼らない!伝わる話し方の本質とは
    2025/04/08

    先日、トレーナーサーティフィケーション試験を受けた際のことです。私たちが受講者にトレーニングを行っているところを、イギリスから来たカーネギーマスターのトレーナーが後ろから見学し、採点しました。その際、私たちは日本語でトレーニングを行い、通訳がついていましたが、通訳がない場面でも、カーネギーマスターは私たちのトレーニングの流れをしっかりと把握し、適格なフィードバックをくれました。

    彼が着目した点は非常に具体的でした。私たちのファシリテーションがどれだけ説得力を持っていたか、聴き手にとって分かりやすい話し方をしていたか、そしてセッション間のスムーズな橋渡しができていたかという点です。彼は言葉の意味を理解しなくても、トレーニングの流れやその効果を感じ取ることができていたのです。この経験から、コミュニケーションは言語情報以外の要素も大きく影響するということを改めて認識しました。

    この経験を通じて、言葉の選び方だけでなく、その場の「空気感」や「雰囲気」がどれほど重要かということを再確認しました。私たちはしばしば言葉に焦点を当てがちですが、実際には、私たちが受け取る情報量としては、言葉だけでなく、こうした非言語的な要素の方がむしろ多いということを改めて確認することができました。

    さらに、マスタートレーナーが私たちの話し方だけを見ていたわけではなく、聴き手の様子もよく観察し、どんな細かな違和感も見逃すことなくフィードバックをくれたということに驚かされました。聴き手の反応や表情、そしてその場の空気を敏感に察知し、私たちが伝えるメッセージが聴き手にどう届いているのかを的確に把握していたからこそのフィードバックだったのです。

    ここから何が言えるでしょうか。プレゼンテーションにおいて重要なのは、ただ話すことではなく、聴き手の反応をしっかり見極め、その反応に応じて自分の話し方やエネルギーを調整することです。聴き手がどのように受け取っているか、彼らの非言語的なサインを読み取ることで、より効果的にメッセージを伝えることができるのです。

    もしも皆様が言語情報のみに意識を向けてプレゼンテーションを行っているのであれば、「どのように話すか」にも意識を向けてみてください。準備した内容が素晴らしくても、それをどのように話すかによって、聴き手にどれだけ伝わるかが大きく変わります。

    ですからみなさん、言語情報以外のエネルギーや空気感にも気を配り、聴き手とのエンゲージメントを深めるよう努めましょう。そうすれば、メッセージがより深く聴き手の心に届くものになります!

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  • 100 生徒の準備が整った時、師が現れる
    2025/03/23
    100 生徒の準備が整った時、師が現れる 私たちは皆、人生を通じてリーダーシップの教訓に触れていますが、多くの場合、それに気づかずに過ごしています。 子供の頃は、リーダーシップを意識することはほとんどなく、世界のすべては自転車で行動できる範囲の中。親分肌の子が仲間の子供たちを従わせているような光景が目に浮かぶ方も多いかもしれません。あるいは、両親や祖父母の影響を受けながら、本当の優しさや強さ、愛とは何かを学ぶ機会があったにもかかわらず、そうした出来事を深く意識することなく何気ない日常として素通りしてきました。という方も多いと思います。しかし今振り返ると、日常の中にちりばめられた数々の出来事こそが、自己の価値観を形作る貴重な気づきや学びに満ち溢れていたことに気づきます。 今、社会人になって私たちは世界から集まる異なる価値観を持った人々と共に社会を創っていくフェーズに入っています。リーダーシップトレーニングプログラムを持っているような企業に勤めることができ、リーダーシップについて学び考える機会を持てる方は一握りでとても恵まれている方々です。私たちの多くは、自力でロールモデルに自分を照らし合わせ、日々の難題を解決しつづけています。私たちはおそらく、無意識に周囲からの影響を寄せ集め、いくつかのリーダーとしての仮定を心に植え付けてきました。長く懸命に働く中で、私たちは少しずつ経験を積み、より大きな責任を引き受けるようになります。やがて、プロジェクトやチームを率いる立場となり、リーダーシップの本質に気づき始めます。その瞬間、私たちは初めて、リーダーシップとは想像していた以上に奥深く、多面的なものであることを実感するのです。 そして、ここで、大きな分かれ道に差しかかります。 あるリーダーは試行錯誤を重ねながら自分なりに進もうとし、すべてを自力で解決しようとするリーダーです。もう一方のリーダーは自ら学びの機会に気づき得て自身を拡大し続けていきます。そして謙虚に人に相談し、悩みを打ち明けたり、オープンにできるので逆に沢山の気づきや学びを融合することができ、人から信頼が集まってくるサイクルが作れているリーダーです。 リーダーシップは、一人で抱え込むものでもなく、周りの力やリソースに感謝し、柔軟に世界と調和していくことです。たとえ、企業がトレーニングを提供してくれなくても、私たちは日々沢山の気づきを得て学ぶことができます。計画を立て、チームとコミュニケーションを取り、ミスを乗り越え、権限を委譲し、決断を下し、部下を育てる—このような力は、日々の経験や周囲の方々の姿から学び、意識的に学びを日常に取り入れることで、より確かなものにしていけるのです。学ぶ準備が整っていれば、目の前の出来事は全て学びや気づきを与えてくれるメッセージとなり、私達は日々自分をアップデートできるようになるものです。 逆に、自ら学びたいという準備が整っていなかったとしたら、幸運にも企業がトレーニングプログラムを提供してくれたとしても、せっかくの学びを活かせないままにしてしまうでしょう。しかし、どこかのタイミングで準備が整えば、過去に蒔いた学びの種が芽を出すこともあります。そのとき、嬉しさで目を細めるような表情を見せる方を何度も目にしてまいりました。それぞれのタイミングがあることも、合わせてお伝えしておきたいと思います。 学びとは、学びの顔をして現れるとは限らない——学ぶ準備が整った時に、偶然起こったような事象から大きな気づきを得ることができるのです。そして、その気づきによって自分自身を見つめ直し、成長機会に恵まれていることに感謝の気持ちを持った時に、学びが完了し次の次元に進めることになるのだと思います。 師とは、特定の誰かに限られるものではありません。大切なのは、私たち自身が「学びの準備」を整えておくこと。心を開き、学びに対して敏感であれば、世界は私たちにとっての教師で溢れています。それこそが準備が整った人に見える世界なのです!
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    9 分
  • 99 価格交渉のストレスと無縁になる方法: ビジネス達人の教え
    2025/03/10
    セールスにおいて、価格の話は避けて通れません。価値に見合った価格を提示しているのに、クライアントから「もう少し安くなりませんか?」と言われた経験、ありませんか? しかも、不思議なことに、こちらが「ぜひこの案件を取りたい!」と思っているときほど、そうした要望が出てきたりするものです。 セールスには選択がつきものです。割引をしてでも案件を取りに行くのか、それとも価格を守り、長期的なブランド価値を大切にするのか。もちろん、状況によって判断は異なりますが、もし自分たちのサービスや製品に自信があるなら、安易な値下げは避けたいところです。 なぜなら、一度値引きをしてしまうと、それが当たり前になり、次からも「価格交渉」が続いていく可能性大だからです。 実際、私たちのクライアントのセールスチームでも、値引きが常態化した結果「値下げしないと売れない」というマインドが根付いてしまったケースがありました。その結果、交渉のたびに自信を失い、セールスのモチベーションも低下…。そして、価格のみで仕事をするクライアントの場合、他にもっと安い選択肢を見つけた途端に、あっさりと関係が終わってしまうリスクもつきまといます。 そんな精神状態では、対等なビジネスは難しくなります。価格だけでなく、納期や支払条件など、さまざまな面で主導権をクライアントに握られ、結果的に不利な交渉を重ねる悪循環に陥ることも…。 理想的なのは、価格交渉そのものがストレスにならない環境を作ること。むしろ、自分たちの価値を理解し、適正な価格でお取引をしてくれるクライアントとお仕事をするほうが、ずっと健全で前向きなビジネスになります。そして、長期的にはそのほうが売上も安定し、成長につながるのです。そして心の余裕につながるのです。 私たちのトレーニングを受講された方々からも、こんな声が寄せられました。 「入札案件だと、どうしても価格勝負になりやすいんです。関係性を築きたくても、直接お会いすることが許されないんです。」 確かに、価格だけで選ばれる案件もありますし、その場合、公平性の観点から、面会自体が制限されるケースもあるでしょう。そんな時、我々の心中は穏やかではないでしょう。デール・カーネギーは、私達が本当にお付き合いしたいクライアントが誰なのか。という問いとその答えを心の中に常に持って仕事をしているセールスパーソンになって頂きたいと言っています。 本当にお互いにとって良い関係を築けるクライアントとは、価格以上に「相性」や「信頼」が重要になります。 そこで大切なのは、双方向の利益を考え、誠実で対等なビジネスパートナーとして関係を築けるかどうか。 価格だけではなく、長期的な価値を共有できるかを重視します。こうしたクライアントばかりとビジネスができたら、私たちはどんな気持ちで働けるでしょうか? もし、自社やあなたの価値を理解してくれるクライアントとのビジネスで忙しくしていたら…。価格交渉にストレスを感じ、疲弊する必要はぐっと減るはずです。 そして何より、自分の価値を大切にすることで、営業にも自信と余裕が生まれます。 価格競争に巻き込まれることなく、心から良いと思えるサービスを提供し、その価値を理解してもらえるクライアントと仕事をする。この環境を整えることが、長期的に見ても最も良い選択となります。目の前のクライアントとの関係も良くなり、彼らの満足度も向上。結果的に、継続的な取引につながるだけでなく、新たな紹介が生まれるようなビジネスモデルができていきます。 そうなれば、自分も周りもハッピーになり、三方良しのビジネスの中心となることができるのです。 ですからみなさん「自分たちの価値」を信じ、余裕を持ちましょう。 そうすれば、私たちの価値を理解してくれるクライアントと、気持ちよくお仕事をすることができます! 優れた人になるには ビジネス達人の教えは、毎週第2火曜日に3つの連動したコンテンツ:リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション・スキルを配信します。 3つの重要なスキル ...
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