『5分 de ヒストリー ~歴史・世界史・日本史・学び直し/クロノ』のカバーアート

5分 de ヒストリー ~歴史・世界史・日本史・学び直し/クロノ

5分 de ヒストリー ~歴史・世界史・日本史・学び直し/クロノ

著者: クロノ
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このコンテンツについて

教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。2024年からUdemy講師。 公式サイト:れきぞう(歴蔵) https://www.sowhatzone.com/ note https://note.com/simpleple/ X https://x.com/chrono_history Udemy https://www.udemy.com/user/song-yuan-xiu-zhi-2/クロノ 世界
エピソード
  • #171【通史】世界史⑧中世ヨーロッパの発展23:イタリアその2
    2025/12/18

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第154回目は「イタリアその2」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。


    ◇オリジナル基本

    12世紀にイタリアの南部ではノルマン人によって両シチリア王国が建国され、14世紀にシチリア王国とナポリ王国に分裂する。イタリア中部にはローマを中心とした教皇領が広がり、、北部にヴェネツィア、フィレンツェなどの都市国家が分立していた。


    神聖ローマ皇帝が、イタリア政策を推し進めて北イタリアに介入してくると、諸都市の内部では有力市民が皇帝党(ギベリン)と教皇党(ゲルフ)などの党派に分かれて抗争を繰り返し、国内統一はさらに遠いものになった。


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    5 分
  • #170【通史】世界史⑧中世ヨーロッパの発展22:イタリア
    2025/12/16

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第153回目は「イタリア」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。


    ◇オリジナル基本

    875年にカロリング朝のイタリア王統が断絶すると、イタリア半島は有力な諸侯による王位争奪戦が繰り広げられ、混乱と分裂の時代が続いた。962年に神聖ローマ帝国が成立すると、イタリア北部は帝国の「イタリア王国」として形式的にその支配下に入る。


    歴代の皇帝は、実質的に支配するため、軍事介入や人事介入を繰り返すイタリア政策を推し進めた。しかし、しばしばローマ教皇や、台頭する都市との激しい対立を引き起こし完全な支配は上手くいかなかった。


    皇帝権力の不徹底に乗じて、特に11世紀以降、北・中部イタリアでは、市民が自治権を獲得したコムーネ(自治都市)が数多く成立する。ヴェツィア共和国、メディチ家が台頭するフィレンツェ共和国、そしてミラノ公国などが名高い。


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    5 分
  • #169【通史】世界史⑧中世ヨーロッパの発展21:ドイツの王権その2
    2025/12/14

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第152回目は「ドイツの王権その2」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。


    ◇オリジナル基本

    1356年、神聖ローマ皇帝カール4世は金印勅書を発して皇帝選挙法を定めた。これにより、有力諸侯7名が選帝侯として皇帝選出権を握ることが明文化され、また領内における完全な裁判権や徴税権など、諸侯の独立的地位が保障された。この結果、皇帝権は制度的に制約され、ドイツにおける政治的分裂はいっそう固定化・進行することとなる。


    1437年、ルクセンブルク家のジギスムント皇帝が死去すると、翌年、帝国諸侯はオーストリアのハプスブルク家出身であるフリードリヒ3世を神聖ローマ皇帝に選出した。以後、例外的な中断はあるものの、ハプスブルク家は広大な世襲領の保持と結婚政策によって皇帝選挙において優位な立場を保ち、神聖ローマ皇帝位をほぼ一貫して独占する体制を築いていく。



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