• #23【通史】世界史②古代ギリシア世界2:エーゲ文明2
    2024/10/28

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第19回目は古代ギリシア世界の歴史「エーゲ文明2」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    19世紀にイギリスの考古学者のエヴァンズがクノッソス宮殿を発見する。クレタ文字(線文字A)は解読されていないので、誰が残した遺跡なのかは分かっていない。クレタ文明の平和は長く続いたが、北方から進入したギリシア人(アカイア人)によって滅びる。

    アカイア人についてはトロヤ戦争の伝説が有名である。ホメロスが叙事詩『イリアス』にうたい、これを信じたドイツの考古学者シュリーマンが19世紀にトロヤ遺跡、ミケーネ、ティリンスなどの遺跡を発見する。

    ミケーネ文明では線文字Bが使用された。後にヴェントリスによって解読され古代ギリシア語であることが分かる。前1200年ごろ、ドーリア人や「海の民」の進入を受けミケーネ文明は崩壊した。

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  • #22【通史】世界史②古代ギリシア世界1:エーゲ文明1
    2024/10/23

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第18回目は古代ギリシア世界の歴史「エーゲ文明1 」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    エーゲ海の島々やギリシア本土南部で成立したエーゲ文明は青銅器文明で「クレタ文明」と「ミケーネ文明」に代表される。

    クレタ文明は、前2000年ごろに始まりクレタ島のクノッソスを中心に栄える。宮殿には城壁がなく海洋的な性格であった。

    いっぽうミケーネ文明は、前1600年ごろから始まりインド=ヨーロッパ系のギリシア人がギリシア本土で文明を築き上げた。ミケーネやティリンスなど遺跡が有名で、堅固な城塞が存在していたことが分かる。

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  • #21【通史】世界史①オリエント17:ササン朝ペルシア(その2)
    2024/10/18

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第17回目はオリエントの歴史「ササン朝ペルシア その2」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    ササン朝ペルシアは6世紀半ば、ホスロー1世の時代に全盛期を迎える。突厥と結んでエフタルを滅ぼし、東ローマ帝国の皇帝ユスティニアヌスと争いを有利に展開し和平を結ぶ。

    学術保護にも力をいれ、東ローマ帝国から流れ込んできた学者を保護。宗教面ではゾロアスター教の教典『アヴェスター』を編集させた。

    しかし、ホスロー1世の死後しだいに衰えた。7世紀にアラビア半島から進出してきたイスラーム勢力に、ニハーヴァンドの戦いで敗れ、まもなく滅亡した。

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  • #20【通史】世界史①オリエント16:ササン朝ペルシア(その1)
    2024/10/08

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第16回目はオリエントの歴史「ササン朝ペルシア その1」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    3世紀前半、ローマとの抗争で衰退したパルティアは、イラン高原南部から出たササン朝ペルシアのアルダシール1世により滅ぼされた。

    2代目のシャープール1世はシリアに侵入してローマ帝国を打ち破り軍人皇帝ヴァレリアヌスを捕虜とし、さらに東方のクシャーナ朝を破った。

    5世紀後半に中央アジアの遊牧民エフタルが侵入してきて一時衰退するものの、6世紀になるとホスロー1世がトルコ系遊牧民の突厥と挟み撃ちにして滅ぼしている。


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  • #19【通史】世界史①オリエント15:ヘレニズム時代(その2)
    2024/10/03

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第15回目はオリエントの歴史「ヘレニズム時代(その2)」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    アレクサンドロス大王の帝国がディアドコイの争いで3分割された。西アジアを支配したセレウコス朝シリアの崩壊が早かった。理由は3国のなかで最も領土が広かったのにも関わらず都を西寄りのアンティオキアに置いたからだ。


    東方領土に目が届かず、東のほうから解体する。前3世紀中頃にイラン高原ではイラン系のパルティア王国が自立する。中国では安息とよばれ東西交通路を掌握して繁栄した。同じころアム川上流域のギリシア人がセレウコス朝から独立してバクトリアを立てた。

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  • #18【通史】世界史①オリエント14:ヘレニズム時代(その1)
    2024/10/01

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第14回目はオリエントの歴史「ヘレニズム時代(その1)」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    アレクサンドロス大王は、前330年にアケメネス朝ペルシアを滅亡させた後も東方遠征を続けた。インド西部まで軍を進め東西にまたがる大帝国を築き上げる。オリエントやその周辺に都市アレクサンドリアを建設して多くのギリシア人を入植させた。中でもエジプトのアレクサンドリアは地中海周辺の港湾都市となり、経済と文化の中心都市として栄えた。

    オリエントの諸文化とギリシア文化が融合してヘレニズム文化が生み出され、中央アジアまで普及した。東西交易が一段と盛んになり、ギリシア語が共通語として地中海周辺から中央アジアに至るまで広く使用された。

    アレクサンドロス大王が急死すると、ディアドコイ(後継者)と呼ばれる部下の将軍たちにより争われ、アイティゴノス朝マケドニア、セレウコス朝シリア、プトレマイオス朝エジプトなどの諸国に分裂した。大王の東方遠征からプトレマイオス朝エジプト滅亡までの約300年間をヘレニズム時代と呼ばれる。


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  • #17【通史】世界史①オリエント13:アケメネス朝ペルシア(その3)
    2024/09/28

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第13回目はオリエントの歴史「アケメネス朝ペルシア(その3)」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    アケメネス朝ペルシアではイラン人の民族的宗教であるゾロアスター教が信仰された。光の神アフラ=マズタと暗黒の神アーリマンが戦い、さいごは光の神が勝利して人類を裁くという教え(最後の審判)があり、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教に影響を与える。

    首都はスサのほかに複数あり、中でもダレイオス1世の治世に建設したペルセポリスはペルシアの栄光を集約した壮大な都市だった。


    前5世紀前半にギリシア遠征(ペルシア戦争)を行うが失敗に終わる。しかし、その後もアケメネス朝の支配は揺るがなかった。

    前4世紀に内紛で衰退し、前330年にマケドニアのアレクサンドロスに滅ぼされた。



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  • #16【通史】世界史①オリエント12:アケメネス朝ペルシア(その2)
    2024/09/26

    教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第12回目はオリエントの歴史「アケメネス朝ペルシア(その2)」【基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。

    ◇基本文

    アケメネス朝ペルシアは、広大な領土を支配するため行政の中心都市スサから小アジアのサルデスまで「王の道」を建設した。駅伝制をしき「王の道」に代表される国道を整備して王都と地方を直結させる。


    アッシリアとは異なり服属民の自治を認めるなど寛容的で、多様な民族の共存と平和的な統治が実現された。

    公用語はペルシア語とアラム語が用いられ、金・銀貨を発行し、フェニキア人やアラム人の商業活動を保護する。


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