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サマリー
あらすじ・解説
教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第57回目はヨーロッパ世界の形成「ビザンツ帝国3」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。
◇基本文
ユスティニアヌスの死後、異民族が侵入する。北イタリアにはゲルマンのフランク人やランゴバルド人、バルカン半島にはスラブ人やトルコ系遊牧民のブルガール人の侵入が相次いだ。7世紀半ばにはイスラーム勢力にシリアやエジプト、北アフリカが奪われる。
そこでビザンツ帝国は地方に駐屯地を設置し軍司令官に軍事と行政の権限を与える軍管区(テマ)制や、農民に土地を与えて兵役義務を課す屯田兵制を実施し、外敵の侵入に備えつつ中央集権を進めた。