TCK仕事のススメ!Podcast

著者: 育ちネット多文化CROSS
  • サマリー

  • TCK(帰国生)の就職や仕事を選ぶ際のヒント集。元TCK経営者・社会人10年以上の先輩に、日本における「仕事」の選び方や想いをご紹介していきます。国際化が謳われる日本社会において、先輩TCKが過去の自分を紐とき、現役TCKに託したいこと、職業選択におけるコツもお聴きしていきます。先輩TCKの“働く“姿から「移動がもたらした経験」「自己受容の変遷」が理解でき、次世代TCKへ「夢みる未来」として繋ぎます。本番組は、配信者自らのTCK経験に端を発し、次世代TCKが自分にふさわしい場所とやりがいある仕事を見つける一助になることを願って、お届けしています。育ちネット多文化CROSS|https://crossactnet.com
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あらすじ・解説

TCK(帰国生)の就職や仕事を選ぶ際のヒント集。元TCK経営者・社会人10年以上の先輩に、日本における「仕事」の選び方や想いをご紹介していきます。国際化が謳われる日本社会において、先輩TCKが過去の自分を紐とき、現役TCKに託したいこと、職業選択におけるコツもお聴きしていきます。先輩TCKの“働く“姿から「移動がもたらした経験」「自己受容の変遷」が理解でき、次世代TCKへ「夢みる未来」として繋ぎます。本番組は、配信者自らのTCK経験に端を発し、次世代TCKが自分にふさわしい場所とやりがいある仕事を見つける一助になることを願って、お届けしています。育ちネット多文化CROSS|https://crossactnet.com
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エピソード
  • 019. 奥戸ふみさん(会社員)
    2022/11/03
    この番組は、TCK(帰国生)の就職や仕事を選ぶ際のヒント集としてお届けします。元TCK経営者・社会人10年以上の先輩に、日本における「仕事」の選び方や多文化経験の活かし方をお聴きしています。 【本日のゲスト】  会社員 /  奥戸 ふみ さん 【元TCK(Third Culture Kids):奥戸 ふみさんのお話】 “仕事として来たものは全てやる!自分自身が分からないので、とにかくやってみる。” ふみさんは、日本・兵庫県西宮生まれ。8歳(小学2年生)で英ロンドン・リッチモンドに引越されます。8-12歳の約4年間、異文化体験をされた元TCKです。当時、現地校に通い始めたふみさんは、英語は喋れず外国人が怖いと3ヶ月学校に行けなかったそうです。しかし、ある日、賛美歌を歌ったことが友人に褒められ、急に打ち解けた転機がありました。その日から天国のように楽しい生活に一変しました。イギリス生活は総じて、完全にイギリス人になろうとしていた「ファンタージの世界に浸る自分」がいたと振り返られています。そんな少女が日本への帰国が決まり、実際に飛行機に乗って窓の外を見た衝撃を披露して下さいました。TCKの特徴である自分の居場所探しのエピソードが、ふみさんのストーリーにも確かに存在しています。 イギリス・ロンドン時代 ふみさんの職業はレコード会社(営業)よりスタートします。大学時代、同時通訳の学習経験よりフリーランスへの道に傾いていたところ、まずは日本企業勤務の経験が大事と父親の勧めがあったと仰せです。その後、航空会社CA、SONY勤務(翻訳)、起業、子育て、英語教師など数々の経験を重ねておられます。「自分は日本語と英語の架け橋になりたかった」との発言どおり、絵本翻訳が大きな転機でした。日本語の奥深さを知り、リズム感や繊細さに敏感になるにつれ、日本語を負担に感じる自分がいました。最後には、日本語が上手く操れない自分を許せるようになったと仰せです。現在はWileyジャンパン(学術出版社)でアソシエイト・アメージング・エディターをされています。 “TCKとして、これから成し遂げたいことは何ですか?"というTCKであれば頭をかすめる根源的な問いも質問させていただきました。「バイリンガリズムの研究のため、博士課程に進みたい。バイリンガルの脳についても研究したい。そして、バイリンガルは珍しいことではなく、ナチュラルであってよいことを伝えていきたい」と将来の夢も語っていただきました。ふみさんの飽くなき追究は続きます! 若いTCKへのメッセージとして、「仕事として、TCKは翻訳者より通訳者の方が向いていると思う」とお言葉もいただいています。若いTCKの皆さんに参考になると思います。是非お楽しみください! 【配信者】 社)育ちネット多文化CROSS 代表・臨床心理士 初田美紀子
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    43 分
  • 018. 堀郁さん(スポーツプロモーター)
    2022/09/16
    この番組は、TCK(帰国生)の就職や仕事を選ぶ際のヒント集としてお届けします。元TCK経営者・社会人10年以上の先輩に、日本における「仕事」の選び方や多文化経験の活かし方をお聴きしています。 【本日のゲスト】  スポーツプロモーター /  堀 郁 さん 2002年サッカーワールドカップ協力(アディダス時代) 【オンライン情報】 https://www.cheermaxinstitute.com/    schooling(NPO) https://cheergymtokyo.com           gym produce https://www.cm-tokyo.jp/            events/corporate 【元TCK(Third Culture Kids):堀 郁さんのお話】 “会社名で選ぶより、職種で選ぶほうがよいと思う。それには自己分析も大切” 郁さんは、日本・横浜生まれ。10歳で米カルフォルニア州オレンジカウンティに引越されます。10-15歳の約5年間、異文化体験をされた元TCKです。当時はアメリカ生活の具体的イメージはなかったと話されていますが、好奇心旺盛の性格が功を奏し、現地に溶け込んでいかれます。アメリカ生活は総じて、「私は私」を叩きこまれた時代だったと仰せです。日本に中3の1月に単身で帰国され、祖母宅より高校に通う生活をスタートさせます。自分自身でスケジュール管理をしていく負担感や、日本の高校生活における大きな違いを体験するエピソードを披露して下さいました。 家族と一緒に(本人右端:アメリカ少女時代) 郁さんの職業はナイキジャパンよりスタートします。商社の習慣がある会社では、日本の会社に勤めるマナーを学ばれました。「日本の会社は、世界中で一番マナーをしっかりしないと勤まらない。我慢と思わず、トレーニングと捉え過ごしていた。」と振り返られています。ビジネススクールでマーケティングを学んだ後、2社目にアディダスジャパンを選ばれます。会社の立ち上げに携わり、コンセプト構築を徹底的に体得したと言われます。「自分はたえず、スタートアップに携わるキャリアである」との発言どおり、現在はスポーツプロモーターとして、新しいスポーツのあり方を模索し、ご自身の会社を経営されています。 スタンスミス氏と共に “TCKとして、これから成し遂げたいことは何ですか?"というTCKであれば頭をかすめる根源的な問いも質問させていただきました。「女性が自分を殺さず、柔軟に自分がやりたいことをやってほしいと願っている。そのために、女性がポジティブ且つアクティブになれるよう貢献していきたい。」と大きな目標も語っていただきました。 若いTCKへのメッセージとして、「TCKの強みを活かして、自分を理解する大学4年間を過ごしてください!」とお言葉もいただいています。若いTCKの皆さんに参考になると思います。是非お楽しみください! 【配信者】 社)育ちネット多文化CROSS 代表・臨床心理士 初田美紀子
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    47 分
  • 017. 中澤堅さん(会社員)
    2022/05/26
    この番組は、TCK(帰国生)の就職や仕事を選ぶ際のヒント集としてお届けします。元TCK経営者・社会人10年以上の先輩に、日本における「仕事」の選び方や多文化経験の活かし方をお聴きしています。 【本日のゲスト】  会社員 /  中澤 堅 さん 【元TCK(Third Culture Kids):中澤 堅さんのお話】 “一番大事にしていることは‘Adaptability’。それにはコミュニケーションが大切。” 堅さんは、日本・横浜生まれ。5歳で米カルフォルニア州サンディエコに引越されます。5-15歳の約10年間、異文化体験をされた元TCKです。70年代、サンディエゴ行きの直通便はなかったと話されるように、居住地には日本人も多くはなかったそうです。最初から現地校に通われた堅さんは、サンディエゴで伸び伸びとした少年時代を過ごされています。しかしながら、日本に中3で帰国すると、日本語が思うように扱えない自分自身を初めて知ることになります。TCKは海外生活においてではなく、日本の生活において、大きな違いを知っていくエピソードを披露して下さいました。 アメリカ幼少期時代堅さんの職業は大企業SONYよりスタートし、30年間現在も勤務されています。入社動機は、ビジネスのサイクルを全て手掛けることができる会社で働きたいという想いです。それはメーカーであり、且つ海外展開をしていることも大きな魅力だったそうです。SONYに入社すると、「期待通りの社風」であり、「TCKである自分を隠す必要がなかった」ことが自分らしくいられた大きな理由だったと振り返られています。国内営業部で経験した「パパママショップ」の営業で得られたものは日本の良い人間関係を知ることとなり、その後のキャリアにも活かされていきます。海外駐在は4か国経験され、新しい環境に次々とシフトするキャリアは自分を飽きさせなかったそうです。 “TCKとして、これから成し遂げたいことは何ですか?"というTCKであれば頭をかすめる根源的な問いも質問させていただきました。「コミュニケーションを通じて、自分が経験してきたことを日本に伝えたい。海外での価値観や考えを理解してもらえるように、コミュニケーションを継続していきたい。」と大きな目標も語っていただきました。 若いTCKへのメッセージとして、「TCK経験を武器(プラス)にするのが大事。海外生活は悪いはずがない。自由に自分らしく、しかも海外体験を隠すことなく、自分の強みとして活かしてほしい!」とお言葉もいただいています。若いTCKの皆さんに参考になると思います。是非お楽しみください! 【配信者】 社)育ちネット多文化CROSS 代表・臨床心理士 初田美紀子
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    1 時間 3 分

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