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サマリー
あらすじ・解説
この番組は、TCK(帰国生)の就職や仕事を選ぶ際のヒント集としてお届けします。元TCK経営者・社会人10年以上の先輩に、日本における「仕事」の選び方や多文化経験の活かし方をお聴きしています。 【本日のゲスト】 会社員 / 中澤 堅 さん 【元TCK(Third Culture Kids):中澤 堅さんのお話】 “一番大事にしていることは‘Adaptability’。それにはコミュニケーションが大切。” 堅さんは、日本・横浜生まれ。5歳で米カルフォルニア州サンディエコに引越されます。5-15歳の約10年間、異文化体験をされた元TCKです。70年代、サンディエゴ行きの直通便はなかったと話されるように、居住地には日本人も多くはなかったそうです。最初から現地校に通われた堅さんは、サンディエゴで伸び伸びとした少年時代を過ごされています。しかしながら、日本に中3で帰国すると、日本語が思うように扱えない自分自身を初めて知ることになります。TCKは海外生活においてではなく、日本の生活において、大きな違いを知っていくエピソードを披露して下さいました。 アメリカ幼少期時代堅さんの職業は大企業SONYよりスタートし、30年間現在も勤務されています。入社動機は、ビジネスのサイクルを全て手掛けることができる会社で働きたいという想いです。それはメーカーであり、且つ海外展開をしていることも大きな魅力だったそうです。SONYに入社すると、「期待通りの社風」であり、「TCKである自分を隠す必要がなかった」ことが自分らしくいられた大きな理由だったと振り返られています。国内営業部で経験した「パパママショップ」の営業で得られたものは日本の良い人間関係を知ることとなり、その後のキャリアにも活かされていきます。海外駐在は4か国経験され、新しい環境に次々とシフトするキャリアは自分を飽きさせなかったそうです。 “TCKとして、これから成し遂げたいことは何ですか?"というTCKであれば頭をかすめる根源的な問いも質問させていただきました。「コミュニケーションを通じて、自分が経験してきたことを日本に伝えたい。海外での価値観や考えを理解してもらえるように、コミュニケーションを継続していきたい。」と大きな目標も語っていただきました。 若いTCKへのメッセージとして、「TCK経験を武器(プラス)にするのが大事。海外生活は悪いはずがない。自由に自分らしく、しかも海外体験を隠すことなく、自分の強みとして活かしてほしい!」とお言葉もいただいています。若いTCKの皆さんに参考になると思います。是非お楽しみください! 【配信者】 社)育ちネット多文化CROSS 代表・臨床心理士 初田美紀子