Audibleと「ゲームの企画書」など質の高い記事に定評のあるニュースサイト・電ファミニコゲーマーの共同企画でお送りするポッドキャストシリーズ。
今回お送りするのは、ファイナルファンタジーの生みの親として知られる坂口博信氏とドラゴンボールなどの大人気作品を世に送り出したことで知られる伝説のジャンプ編集長・Dr.マシリトこと鳥嶋和彦氏のスペシャル対談。
坂口博信氏率いるミストウォーカーによるApple Arcade向け完全新作RPGゲーム『FANTASIAN』(ファンタジアン)の待望の後編が先日リリースされたばかり。“古き良き”RPGのスタイルを踏襲しながらも、背景をジオラマで表現するといった新しい試みに挑戦するなど、懐かしさと目新しさが同居するユニークな作品に仕上がっていると評判だ。
一方で、鳥嶋氏といえば大のゲーム好きとして知られ、自身が担当した漫画家の鳥山明氏を起用して「ドラゴンクエスト」シリーズを仕掛けた人物でもあり、坂口氏とは、『クロノトリガー』を一緒に仕掛けた戦友でもある。そんな鳥嶋氏と坂口氏の出会いは『ファイナルファンタジーIII』(以下、FFIII)発売当時に遡る。『FFIII』について話がしたいと鳥嶋氏から呼び出され、その席でダメ出しを受けた……というエピソードはあまりにも有名な話だ。
そこで、鳥嶋氏に『ファンタジアン』をプレイした感想を語っていただくと同時に、あの頃のように、鳥嶋氏から坂口氏に”ダメ出し”をしてもらおうという主旨で本対談を企画してみた。古き良きRPGを踏襲した『ファンタジアン』だからこそ、この対談に意味があるのではないか。『FFIII』から31年。果たして鳥嶋氏は坂口氏の最新作にどんな感想を抱いたのか?
坂口氏は折に触れ「『ファンタジアン』は遺書である」と語っている。その言葉の真意や本作に込めた思いについても触れていきたいと思う。また、ふたりの出会いのエピソードに改めて触れると同時に、ジャンプのヒットの法則や、鳥山明氏を起用した『クロノ・トリガー』の開発秘話についても大いに語っていただいた。
※対談はオンラインで実施しました。