エピソード

  • 昔話はいつだっておもしろい ちばてつや『ひねもすのたり日記』
    2026/05/25

    ▼68

    今回の感謝本:ちばてつや『ひねもすのたり日記』(小学館)藤岡みなみ編『超個人的時間旅行』(ハヤカワ文庫JA)保坂和志『鉄の胡蝶は』(講談社)

    【今回のトピック】読書量と読了率/どどどど読了!/執筆体制に入るために読む本ってある?/武田の執筆トリガー本・千葉雅也『デッドライン』/伝えたいことのために伝えないことを決める/積ん読・併読本を眺めると見えてくるもの/未来の選択肢を置いておく/87歳による連載漫画/1話4Pフルカラー/現代と過去を気まぐれに行き来する/「てつやはね」という語りの型の力/接続詞はいらない/サブ感謝本2冊/異例のZINEから文庫化/日記本ブームの牽引者のひとり・古賀及子/一軒家を通して見る西小山史/記憶外の過去を現在形で記す圧巻のラスト/保坂和志の最新刊は装丁・横尾忠則/保坂的時間論にうっとり/美女の前で10代に戻ってしまう80歳のおじいさん/いつまでも年上に見えるプロ野球選手/ 保坂和志のなにがおもしろいのか/フリージャズの楽しみ/ エドゥアルド・ガレアーノ『日々の子どもたち』/ふたたび『ひねもすのたり日記』へ/語らないことで語る技/自慢や武勇伝ではない昔話はそもそも楽しい/見開きの大ゴマの大感謝シーン/自由な時間感覚に読者はどこまでついてこれるのか/カイロスとクロノス/滝口悠生作品のラストシーン/磯崎新建築に見る切断面▼番組への感想、メッセージ、あなたの感謝本をぜひお送りください!https://forms.gle/jSZMtD58zpaD3gzH9

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    50 分
  • いい先生ってなんだ?
    2026/05/18

    ▼67

    【今回のトピック】コメントが届きました/いい先生ってなんだ?/自主性を重んじることと「型」を伝えること/好きだった数学のおじいちゃん先生/最強の生徒こそがいい先生である/『地獄に堕ちるわよ』陽明学者・安岡正篤に取り入る細木数子/非対称のコミュニケーション/悪い意味で年をとらない教員たち/学びに外圧は必要か/現代文の先生「柄谷行人も読んでないの?」/好奇心への挑発/サボるなら本気でサボれ/IQ→EQ→CQ(好奇心指数)の時代へ/「好きなことを深めなさい」という残酷さ/消費と創造のあいだ/柄谷行人「命がけの跳躍」/先生の良さは事後的にやってくる/統制的理念と構成的理念/大学教育と無限遠点/デデキントの切断!/正解のなさに耐えられるのは無限の好奇心/学生の評判がいい先生は本当にいい先生なのか/盛り上がる授業をつくるのは難しくない/熱血先生の承認欲求のキモさ/斜に構えて真摯に受ける/ライブ会場、どの位置でどう観る?/武田さん、なんで教えたいんすか?/「見て学べ」のロマンと効率の悪さ/四谷学院の55段階個別指導/伝説を技術に変えたい!/ドリルとスパーリング▼番組への感想、メッセージ、あなたの感謝本をぜひお送りください!https://forms.gle/jSZMtD58zpaD3gzH9

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    52 分
  • ストリートカルチャーとしての連歌と中世
    2026/05/04

    66

    今回の感謝本:綿抜豊昭『連歌とは何か』(講談社選書メチエ)小西甚一『宗祇』(筑摩書房)奥田勲 著/日本歴史学会 編『人物叢書 宗祇』吉川弘文館)綿抜豊昭『戦国武将と連歌師 乱世のインテリジェンス』(平凡社新書)

    【今回のトピック】松尾芭蕉回の伏線回収してゆく/古池やの「ふる」は宗祇オマージュ/中世では和歌より連歌がブーム/新概念・サブ感謝本/廣田式鈍器本主軸のリサーチ術/トピックのしっぽをつかめ/サイファー的共創文化/ルール整備を行った二条良基/公家と武家を繋ぐ連歌由来の慣用句「あげ句の果て」「花を持たせる」/ゲームマスターとしての連歌師/100人で遊ぶ百韻/二条良基、菟玖波集(勅撰連歌集)を編む/武家でも楽しめるカルチャーに!/和歌と敷島の道、連歌と筑波の道/七賢人の時代へ/地方の守護大名や町民も楽しむように/地域コミュニティ「講」でのサイファー/45歳まで記録が一切ない謎の人物/テストに出るぞ、古今伝授!/テキストの裏を読む技術/宗祇、弟子に三条西実隆をとり出世街道へ/地方武士のコンプレックスを刺激するビジネスモデル/地方巡業とハスリング/歌会と加持祈祷を組み合わせた怪しい稼業/足利幕府、連歌の省庁「北野連歌会所奉行」を設立。宗祇を長に/68歳で最高傑作の「新菟玖波集」の制作へ/編集部あるあるのトラブル三昧/原稿の修正依頼を無視される/困難の果てに完成し連歌のマスターピースに/82歳、歌を口ずさみながら逝く/江戸町民文化の元型?


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    52 分
  • 紹介・反逆・連帯。家庭料理史を概観する。 阿古真理『小林カツ代と栗原はるみ』
    2026/04/27

    65

    今回の感謝本:阿古真理『小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代―』(新潮新書

    【今回のトピック】武田、探求するテーマが見えてきた/妻が大黒柱の家庭も2年目/家事ほどマルチタスクな仕事はない/小林カツ代と栗原はるみ=三浦知良と中田英寿?/1882年、女性向け料理教室・赤堀割烹教場誕生/廣田の「知の当て勘」/初の料理研究家といわれる赤堀全子、『きょうの料理』に関わる/1950年代=都市生活者が核家族化/性別役割分担の定着と西洋料理/外交官夫人・飯田深雪、食卓に花を飾る/60〜70年代前半=郷愁と標準化/家電が普及したのに家事時間が増えた理由とは/手間のかかる人気メニューとしてのハンバーグ/都市生活者の味の郷愁と土井勝/海軍・屠殺・調理/「おふくろの味」の誕生/7,80年代=飽食の時代/女性の独身時代が長くなった/ロシア貴族の妻となった入江麻木のパーティ料理/パリの調理学校で学んだ城戸崎愛/バブルと男女雇用機会均等法/ 高度経済成長期と「主婦の一般化」/主婦論争のプロセスから見る女性と家事、労働の歴史/上野千鶴子「愛という名の労働」/女性ヒエラルキーの5階層/あこがれとしての専業主婦/アジテーターとしての小林カツ代/効率性とあなたらしさ/少量の油で揚げ焼き=カツ代の発明/反戦、護憲、動物保護/「料理の鉄人」で陳健一に勝利/塩の専売廃止とアジアフードブーム/アイドルとしての栗原はるみ/36歳で料理番組の裏方としてデビュー/代表作『ごちそうさまが、ききたくて。』異例の200万部/本人のライフスタイルとストーリーでレシピを展開/社会変革を狙ったカツ代と主婦であり続けるはるみ/ビーフシチューによる定点観測/社会の変化と連動した「制作として料理」のあり方にくらう/料理研究家から料理家の時代へ▼番組への感想、メッセージ、あなたの感謝本をぜひお送りください!https://forms.gle/jSZMtD58zpaD3gzH9

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    49 分
  • 中年とは小仏トンネルの渋滞である
    2026/04/20

    64

    【今回のトピック】コメントが届いていました!/武田、この4月で40歳に/29→30歳はうれしかったけど…/中年の危機論の流行/ユングいわく人生の午後/中年の狂い=不倫、転職、起業、筋トレ、新しい趣味、若さへの執着…/「若さとはなにか」に相対的に気づく/いつオールができなくなったのか/武田、青春時代の記憶残りすぎ/記憶とニューロダイバーシティ/大学講師は老いに鈍感/年齢±15歳までしか共感できない説/中年にもフェーズがある/中年は小仏トンネルの渋滞である/渋滞パニック=中年初期の焦り/進まなさに慣れる中年中期/一見地味な日常こそラディカル/渋滞、筋トレ、鈍器本は相似形/「小さい仏ってとこが深いんすよ』/大きな別れは案外あっけなくやってくる/影響を受けた人が亡くなる季節/草下シンヤ『あきらめましょう』/池田清彦『40歳からは自由に生きる』/人間の寿命38歳説/高市政権誕生後、モードチェンジした武田/助動詞に気をつけろ!/タナカカツキ『今日もまたそんな日』/ブルシットジョブの究極系=アート/居酒屋の「親父の小言」は世界の真実である/ケンドリック・ラマーの説教臭さ/リアルかフェイクかわかってくるの/中年を迎えたインフルエンサーは何を担保にするのか/結局担保の話になるな▼番組への感想、メッセージ、あなたの感謝本をぜひお送りください!https://forms.gle/jSZMtD58zpaD3gzH9

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    46 分
  • 詩人大使が見た夢 中條忍『ポール・クローデルの日本』
    2026/03/30

    63

    今回の感謝本:中條忍『ポール・クローデルの日本 〈詩人大使〉が見た大正』(法政大学出版局)

    ポール・クローデル 著 /奈良道子 訳『孤独な帝国 日本の一九二〇年代』(草思社文庫)

    【今回のトピック】法政大学出版局いい本多い/ポール・クローデルって知ってる?/詩人×外交官/パリ郊外。人口400名の小さな村で生まれる/暗い森と奇岩たちが彩る魔境/彫刻家の姉・カミーユ、ロダンに弟子入り/ロダンのハラスメントで精神を病む/東洋へのあこがれが/映画『カミーユ・クローデル』、U-NEXTで見れます!/当時の科学主義的なパリで詩に目覚める/近代化への反逆としての象徴詩/「感覚のすべての錯乱」by ランボー/マラルメの詩の教室「火曜会」/外交官の夢のためパリ大で法学を/ノートルダム大聖堂で聞いた聖母讃歌で覚醒/詩、法律、カトリシズム/首席で外交官試験に合格/1898年、旅行で念願の日本へ/東照宮を冥界の入り口、森の中の黄金の方舟に見立てる/西洋と東洋を結びつけながら比喩を駆使/マラルメ=描写禁止、現象が意味するものを比喩で描く/1921年、とうとう日本大使として来日/「詩人大使やってくる!」と新聞で報じられる/横断的・学際的知識人の時代/「日本人の心の底を知りたければ、ものの「ああ…!」を知るべし」/日本国内で俳句を嗜んだ最初の西洋人/漢字の部首から影響を受け、詩にスラッシュを入れまくる/画家・冨田溪仙とコラボした豪華本/「劇では何かが起こり、能では誰かがやってくる」/過ぎ去った時間へのまなざし/日本を舞台にした戯曲「女と影」への芥川によるキレキレな批評/中野重治、僻みっぽくクローデルを批判/外交官としては何をやった?/軍縮と「孤独な帝国」ニッポン/仏領インドシナ時代/渋沢栄一と日仏会館をつくる/「日本人は貧乏だが高貴だ」/現代日本は文化的ナラティブが苦手/先崎彰容の高市首相批判/政治・経済・文化/教養=横断的な知/教養が存在していたのは昭和まで?/応接間の百科事典と全集/クローデルが本国に送り続けた書簡の文学性/国際関係上、今こそ「詩人大使」が必要では?▼番組への感想、メッセージ、あなたの感謝本をぜひお送りください!https://forms.gle/jSZMtD58zpaD3gzH9

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    51 分
  • 家事、生きる手立ての技術と文化
    2026/03/23

    62

    今回の感謝本:小林ケンタロウ『とびっきりの、どんぶり』(文化出版局)島津修『いちばんくわしい魚のおろし方と料理』(成美堂出版)長谷川あかり『のせごはんとかけごはん』(主婦と生活社)ウー・ウェン『料理の意味とその手立て』(タブレ)

    【今回のトピック】なぜ武田は創作術系の本に惹かれるのか/創作現場に哲学が宿るのは日本的?/保坂和志『小説の自由』のおもしろさ/メイキングへの関心/ジャッキー・チェンの映画のNG集/Yaejiのスタジオツアー/作り方=その人が編み出した世界との関わり方/原点は福音館書店『工作図鑑』/子育てと家事労働の中での戸惑いと知恵熱/本ってどう読むんだっけ/テクネー(技芸)の側の人/自分の知のあり方を見つめ直す/生活の中で作ることと知ることがセット/それって料理では?/1日5食・4000kcal摂っていた高校球児時代/上京時に母から送られたケンタロウのどんぶり本/実家からの定期便に入っていた米と缶詰め/衝撃だったカレー蒲焼き丼/料理することで味わう能力も上がる/18歳で初めて食べた本格的なガパオのおいしさ/もっとおしゃれなものを作りたい!/手間かける時間はないが会得した技術は使いたい/島津修『いちばんくわしい魚のおろし方と料理』/魚裁きはDNAによるデザインをリバースエンジニアリングする行為/好きなのはヒラメの5枚おろし/近年もっとも女性からの支持を集める料理研究家・長谷川あかり(武田調べ)/材料少、工数少、ちょっとした意外性のおいしさ/隠し味と取り合わせ/お気に入りの鮭とさつまいものわさびクリーム煮/北野映画における暴力と哀しみ/「リュウジ、信じてるからな」現象を分解してみる/リュウジと長谷川あかりの通奏低音/シンプル、工数少、うま味重視、刺激重視/リュウジによる酒蒸しハンバーグ再現動画で明らかになったこと/ミニトマトとグルタミン酸/最新刊『のせごはんとかけごはん』/空前ブームの「ぽいぽいつくねとしゃきしゃき野菜のまぜごはん」/表紙のツナ入りおふとんかけごはんが時代を越えてつながった!/ウー・ウェン『料理の意味とその手立て』内のエッセイ「生きる手立てを持つ」 /家庭料理において大切なのは知恵だ、の一言に救われる/化粧品会社におけるレシピのあり方/AIで作曲してみた結果/神経美学の論文をプロンプトの隠し味とする/ミン・ヒジンがXGをプロデュースしたら?/料理研究家とシェフの違い▼番組への感想、メッセージ、あなたの感謝本をぜひお送りください!https://forms.gle/jSZMtD58zpaD3gzH9

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    50 分
  • エンタメ小説のおもしろさとはなにか?
    2026/03/16
    61

    今回の感謝本:

    【今回のトピック】楽しみのために本読んでる時間ある?/いったん純文学・エンタメでわけるよ/エンタメ小説大好き廣田/エンタメ・純文学の区分けは出版社の組織構造から/ゼロ年代文学の越境性/メフィスト賞出身の作家たち/ミステリやSFの手法が純文学に持ち込まれる/先駆者としての村上春樹/不良債権としての文学/他ジャンルの書き手が純文学に登場/J文学 by 佐々木敦/舞城王太郎という一番星/辻村深月作品を通っていなかった武田/教え子たちから薦められた『かがみの孤城』/2010年代に各社がヤングアダルト的な文庫レーベルを新設/廣田、電通時代にダッシュエックス文庫をCDとして担当/おすすめは山形石雄『六花の勇者』/カルト宗教がテーマの東崎惟子『君を狂気と呼ぶのなら』/「おれ、けっこう好きなんすよ!」/出張先で一気読み/このミス大賞文庫グランプリ受賞作、四島祐之介『アナヅラさま』/ぎこちなさとドライブ感の融合/ミステリにおける死体処理の問題/禁じ手によって完全犯罪を成立させる/ミステリ小説のおもしろさとはなにか/令和のミステリにはヘンなのが多い?/ #BookTokの盛り上がり とノエル・W・イーリ『アンドレアを呼んで』/3人の被害者たちの語り/トリック以上にナラティブが斬新/探偵と推理のパターンは出尽くしているのではないか?/謎解き×別レイヤーのおもしろさのかけ算/全エンタメジャンルにミステリ、ホラー、SFの文法が侵食する時代/ジャンルと技術のクロスオーバー/いつからみんなが伏線回収というワードを使うようになったのか/カズオ・イシグロとミステリー/女性蔑視、結婚詐欺と批判される国民的作家・村上春樹/春樹と美少女ゲーム/世界文学として注目される国内女性作家たち/現代メディア環境下での文学の生き延び方

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    38 分