エピソード

  • 27|タロットの神秘を暴く一大大著─伊泉龍一『タロット大全─歴史から図像まで』
    2025/04/02

    今回の感謝本:伊泉龍一『タロット大全─歴史から図像まで』(紀伊國屋書店)


    【今回のトピック】分厚い本の選び方/武田が7年積んでいた本/はじまりはトランプから/めっちゃ俗!/ルネサンス期の北イタリアの詩人・ペトラルカ/祭りの衣装から生まれた大アルカナ/ナポレオンの時代=古代の記録が読み解けるようになった時代/タロットは古代エジプトの秘術?/ジプシーが広めた?/世はフリーメイソンの時代/澁澤龍彦もだまされた/激変する時代に占いが流行った/大人気占い師・マドモアゼル・ルノルマン/近代以降にオカルトと合流/黄金の夜明け団/トランスパーソナル心理学/ユングと心の発達理論/占い道具からカウンセリングツールへ/カードの意味もインスピレーションで解読していい/占いはAIにできない仕事 

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    31 分
  • 26|嘘を混ぜることで描ける「真実」─ジョン・アーヴィング『ピギー・スニードを救う話』
    2025/03/25

    今回の感謝本:

    ジョン・アーヴィング『ピギー・スニードを救う話』(新潮社)


    【今回のトピック】書くことへの感謝コア/アーヴィングのショウケース的1冊/病床で久々に手にとった本作/自らが作家となったきっかけを振り返るメモワール/おばあちゃん子だったアーヴィング/ある不幸を前にして咄嗟に嘘の物語を紡いだアーヴィング少年/「○○だったかもしれない世界」を紡ぐことが作家の仕事/小説家の真実を記した珠玉の冒頭部分/燦然と輝き続けるおばあちゃん像/廣田「武田さんの日記やエッセイにはフィクションが含まれるの?」/書くことは思い出すこと/フィクションを織り交ぜないと書けない「真実」の存在/一時期ブックオフで良く見たアーヴィング作品/自らの定点観測としての再読のすすめ

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    30 分
  • 25|いまAIとどう暮らしてる?
    2025/03/18

    【今回のトピック】それぞれAIとどう向き合ってる?/クリエイターの集うAI勉強会で開眼した武田/いまが分水嶺/大手コンサル企業の新人仕事はほぼAIで行われている?/「AIを歓迎するか否か」という問いの陳腐化/SSWSでのマッキンゼー社員による問いの読み替え/AIとつくった大学のシラバス/サポートからエージェントへ/MCP×Obsidianによって世界が変わる/AIの手癖を理解する/「AIには○○できない」という人ほどAIに触れていない問題/丸山ゴンザレスとAI/AIの考えるギャグは笑えるか/AIとコピーライティング/人間が「人間にしか出来ない」と思いたいものとは何か/AIは厚い本も読んでくれる/便利のパラドックス/タイパよりプロパ/人はなぜ釣りをするのか

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    32 分
  • 24|自伝として語られる蠱惑的なテックとサイケの精神史
    2025/03/10

    今回の感謝本:武邑光裕『Outlying 僻遠の文化史』(rn press)


    【今回のトピック】圧倒的にかっこいい装丁の自伝/メディア美学者という肩書き/武邑先生の「技術と芸術」という講義を受けていた廣田/GDPRとICC/「そこまで書くか」という来歴が記される/本書の背骨になる概念「ゾーン」/複雑な家庭環境からはじまる魂の放浪/人智学と黒魔術/マンハッタンのアンダーグラウンド/バスキアとポストパンク/対抗文化の旗手たちとの出会い/サイケデリック体験のドキュメント/ITとサイケデリックカルチャーの重なり/トランスパーソナリティ心理学/からの芝浦GOLDのオーガナイズ/極私的な視点から記されるテック・アート・精神史/人文学サイドからの情報学/ポストモダンと学際/異才が集まっていた『遊』編集部/おまけの小冊子もアツい/オウム真理教とサイケとコンピュータ/分断しつつあるジャンルの交差点に立つこと/便利な社会で魂はどこに置かれるのか/あとがきで引用されるディラン・トマス

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    32 分
  • 23|日記はクリエイティブの一番出汁─『文藝 2025年春季号』
    2025/03/04

    小学校のとき日記以外の宿題がなかった武田による、日記への感謝回。日記本ブームのいま、日記を書くこと読むことの楽しみと効能を考えます。

    今回の感謝本:『文藝 2025年春季号』(河出書房新社)武田百合子『富士日記』(中公文庫)川上弘美『東京日記』(平凡社)図Yカニナ『白夜日記』


    【今回のトピック】またしても「書き方」の話/「つくる」への関心のルーツは福音館書店『工作図鑑』から/工学部卒なのに機械に関心があまりない廣田/ド文系なのに宇宙や自然科学が好きだった武田/スタンディングデスクの素晴らしさ/後悔しないためのこだわり/ルーティンへのあこがれ/起床即執筆×ポモドーロ×スタンディングデスクで利確する/多動の民は立って踊りながら書くべし/DJのように書く/やりたいことから順番にやる効果/何をやろうか迷う時間はムダである/迷う前に書け!/30分だけでも書く意味がある/ノってきても時間がきたらおしまい/日記の楽しみ/途切れても再始動すれば「続いている」/空前の日記本ブーム/日付さえあれば/『誰かの日記』/自分だけの日記と公開前提の日記の違い/宿題が日記だけだった小学生時代/よろこんでもらいたくて日記に書いていた「おはなし」/日記はクリエイティブの一番出汁/書かれなければ思い出されないことがある/3つのキーワードから記す「ありえた日の日記」/日々がおもしろくなるから書けばいい/『二十歳の原点』


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  • 22|鈍器本を読むよろこび
    2025/02/27

    番組がはじまって早くも半年。2024年の本と暮らしを振り返っていく今回は、廣田が鈍器本を読むことの効能と喜びを熱弁します。


    【今回のトピック】本が読めている=ウェルビーイングな状態/余暇に読むのではなく、読むために調整する/なぜ本好きなのにスマホに手が伸びるのか/SNSは噂話のプラットフォーム/大量の鈍器本を読む秘訣/自分を責めないための読書術/難所なき見晴らしはつまらない/最近読破の鈍器をざっくり紹介/所有を巡る冒険/世界文学の旗手による88万字のマスターピース/実は大作ゲームよりタイパのいい鈍器本/長過ぎて混乱するストーリーラインが人生っぽい/進化心理学から見るハラスメントの起源/鈍器本ならではのよろこび/AIは物語を書けるが読んで楽しむのは人間では?/電子書籍ならいつでも鈍器?/読み方をつくる楽しみ/迷ったら一旦買おう鈍器本!

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  • 21|荒廃した資本主義下のサヴァイバルガイド─アナ・チン『マツタケ─不確定な時代を生きる術』
    2025/02/17

    タイトルだけ聞き、生物学の本だと思いきや、じつは荒廃したグローバル資本主義下でのサヴァイバルガイドとして楽しめるこちら。鈍器本への誘い!


    今回の感謝本:アナ・チン『マツタケ─不確定な時代を生きる術』(みすず書房)

    【今回のトピック】442Pの中型鈍器/英題は「The mushroom at the End of the World」=世界の終わりのマッシュルーム/安心安定の知識の泉・みすず書房/京大初のマツタケ学/著者はフェミニズムと環境人類学を牽引する文化人類学者/森林には資本主義下の課題が全部現れる/「マツタケ、深いんすよ!」/学際的で多声的な書かれ方/荒れ地でないと育たない/量産・安定供給不可/輸入先はコロラド州の森/採集者は移民としてやってきたミェン族/楽しみとしての採集/「汚染されたダイバーシティ」の誇り/爆心地から最初に生えてきたのがマツタケ/珍重するのは日本人だけ/贈与としての食品/マツタケから学ぶ荒廃した資本主義下のサバイブ術/意外な里山批判/写真と文体のかっこよさ/マルジェラのきのこパーカー/マツタケをモチーフとしたポストグローバル資本主義論/幸せになる偶然性のあり方/結末に抗って/書籍の本質的なよろこびは鈍器本にあり/プルースト『失われた時を求めて』どの訳で読むか


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  • 20|電車の中で写真集を「読む」─佐内正史『写真がいってかえってきた』
    2025/02/11

    収録日、出がけに感謝本を急遽変えた武田。その結果、生まれてはじめて電車内で写真を「読む」体験をします。写真と作意、表現と記憶についてのお話。

    今回の感謝本:佐内正史『写真がいってかえってきた』(対照)

    【今回のトピック】武田、出かける直前に感謝本をテーマごと変更!/なぜ日記本ブームが起こっているのか/下北沢の日記専門店「月日」/風景を見て感動するときに何が起こっているのか/何かを思い出さないと文章は書けない/思い出す以上作意が生まれる/写真なら作意を捨てられるのではないか/風景は作意でコントロールできない/いい風景は「やってくる」/風景そのものは存在しない?/「なにげない風景」のなにげなくなさ/なぜ自分の風景写真は佐内さんのものとまるで違うのか/クオリティとは/ジャクソン・ポロックの「上手さ」/アレック・ソスのポートレイトの圧倒的演出力/電車の中で写真集を「読む」/車窓に流れる風景、手元の風景/写真で説明をしてしまう廣田/被写体との品のいい距離/ファインダーの暴力性/いい風景には永遠に追いつけない/作意、記憶、時間


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    34 分