映画『バケモノの子』評〜細田守は時代の子?
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古川 雅達
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著者:
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切通 理作
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少年少女の身体が入れ替わる……と言えば山中恒(やまなか・ひさし)の小説で大林宣彦(おおばやし・のぶひこ)監督により映画化もされた『転校生』が思い出されるが、この場合は東京のド真ん中と、地方の奥深い山村とに遠く離れた、お互い誰なのかも認識していない2人が主人公。入れ替わる前に携帯電話でメッセージを残して痕跡を伝え合う。 だがやがて、2人は場所だけでなく、生きていた時間すらもズレていた事がわかる。少女の居る村が迎えたお祭りの夜は、この地が彗星の落下で壊滅する夜でもあった。死に向かって続く彼女の時間。 それを認識した時、少年はもう少女と入れ替わる事はなくなる。少女は死んでしまったのか? ふたたび時空を越えて、彼女を救いだす事は出来ないのか?(本文より) 切通理作の「映画の友よ」はこちらから→https://yakan-hiko.com/risaku.html
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『シン・ゴジラ』で描かれた「虚構」とはなんだったのか
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著者: 切通 理作
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「これだよこれ!」 米レジェンダリーピクチャーズ版『ゴジラGODZILLA』(ギャレス・エドワーズ監督)の公開前に関連書籍が多く発売されたが、2014年5月下旬に河出書房新社から刊行された岸川真の小説『赫獣』(かくじゅう)は、そのタイミングを特別意識して書かれたものではない。 だが著者が数年前から温めていたというこの作品は、たとえば私のような、特撮怪獣映画で育ってきた人間にとっては「これだよこれ!」と思わせるに十分なものだった。 そして試写の始まった『ゴジラGODZILLA』を実際に見ることで、その「これだよこれ!」という感覚は、海の向こうの映画製作者たちの<ゴジラ愛>のこだわりとも重なっていたことを知り、嬉しくなった。(本文より) 切通理作の「映画の友よ」はこちらから→http://yakan-hiko.com/risaku.html
著者: 切通 理作
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実写版『進撃の巨人』二部作、8月1日公開の前編『進撃の巨人ATTACK ON TITAN』、9月19日公開の後編『進撃の巨人ATTACK ON TITANエンド オブ ザ ワールド』は、一度それぞれ鑑賞していた。 前編の批評は以前にも発表している。今回、後編のレビューを書く段になって、あらためて二部作を、それも同じ日に鑑賞する事にした。 そうすれば、前後編続いている話を、構造的に捉え直すことが出来ると思ったからだ。 同時に、この映画の前編は公開当時激しい酷評にさらされ、私もそれらの一部を読んで「そんなにヒドい映画だったのだろうか? だとしたら、私の目は節穴だったのだろうか? あるいは作り手側に知己を持つ関係で、無意識の裡に『ひどい部分』を見ないようにしていたのだろうか?」という疑問が湧いてきた。 (本文より)切通理作の「映画の友よ」はこちらから→http://yakan-hiko.com/risaku.html
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■「この映画は出来ないんじゃないか」 かぐや姫が、それまで丹精込めてきた庭をメチャクチャにしてしまう中盤のシー ンを見ていて、私は高畑勲が必ず陥るという、作品の制作途中で「この作品を作 る意味があるのか」とスタッフに噛みつく瞬間を想起した。 「いま、この作品を作る意義があるのか?」を常に問いかける……といえばいか にも真摯なクリエーターの姿勢にみえるが、そう噛みついている時の高畑にはど こか、作品を「完成させたくない」という思いすらあるのではないか? 音響制作デスクの古城環は、高畑のそうした態度を「土壇場で『そもそも論』に 戻る理不尽」と形容している。「大人の事情」は一切通じない人だと。 ジブリの若い社員が月曜から土曜まで日参し、毎日10~12時間話して、高畑がこの企画でやると言うまでにも数年がかかり、作業に入ってからも8年間。担当プロデューサーの西村は「この映画は出来ないんじゃないか」という局面に何度もぶつかったという。(本文より) 切通理作の「映画の友よ」はこちらから→http://yakan-hiko.com/risaku.html
著者: 切通 理作
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2013年の12月のことだが、その中で起きている事件的には似ている映画を、比較的近い時期に見た。翌年1月25日から公開予定だった『花火思想』の試写と、すでに公開されていた『彼女は嘘を愛しすぎている』である。 前者は単館レイトロードショー公開の作品で、後者は全国一斉公開されたメジャー映画。 両方とも、主人公が昔バンドをやっていたが、いまはある「事情」からやめている。前者は才能のないメンバーを外さなければならないという葛藤に端を発し、後者は自分たちの演奏ではない演奏をそれと偽ってCDとして出し、メジャーデビューすることが踏み絵となった。 どちらも、バンドを大きくしなければならないという目的律が介在しているところは共通している。(本文より)切通理作の「映画の友よ」はこちらから→http://yakan-hiko.com/risaku.html
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神頼み?
- 投稿者: Amazon カスタマー 日付: 2018/05/11
著者: 切通 理作
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映画『かぐや姫の物語』の革命(1)〜「ハイジ」に始まった、祝福と苦難に満ちたヒロイン像
- 著者: 切通 理作
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『かぐや姫の物語』はかつてない表現を獲得するために大変手をかけて作られたアニメ映画であり、規模的にも今後二度とは作れないものであることは、公開期 間中の現在、宣伝などでも盛んに語られている。 しかしそうやって作られた作品は、観客に、「こんなもの見に来たあなたたちの 人生、本当に意味があるんですか!」と、ちゃぶ台をひっくり返しているように 見えるのは、私だけだろうか。 ここまで贅をこらした映画を作っておいて「あなたたちの生活、作り物に囲まれ ていていいんですか」と、あたかも画面のすぐ裏から監督・高畑勲が叫んでいる かのようだ。 そう確信したのは、かぐや姫が感情に駆られ、それまで丹精込めてきた庭をメチ ャクチャにしてしまう中盤のシーンを見た時だった。自分の好きなものを植えた いと、媼から譲り受けたその小さな庭を、かつて自分が居た森や丘や家に見立て ていたかぐや姫。竹林のある山野で自然児として育ち、突然都に連れてこられて 貴族の婦女子の暮らしを強いられている御殿で、彼女が唯一の楽しみにしていた 場所であった。(本文より) 切通理作の「映画の友よ」はこちらから→http://yakan-hiko.com/risaku.html
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著者: 切通 理作
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著者: 切通 理作
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著者: 切通 理作
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著者: 切通 理作
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バスター・キートン 【喜劇の王様】 淀川長治 クラシック名作映画解説全集
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著者: 切通 理作
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著者: 飯島 敏宏, 、その他
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終着駅 【ラブロマンス】 淀川長治 クラシック名作映画解説全集
- 著者: 淀川 長治
- ナレーター: 淀川 長治
- 再生時間: 3 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
アメリカの女性とイタリア青年の報われぬ恋をメインに、駅に集うさまざまな人々が描かれている。主演2人の演技が圧巻。戦後映画史を飾る恋愛映画の代表作。
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懐かしの淀川節
- 投稿者: ツリーハウスの住人 日付: 2023/05/09
著者: 淀川 長治
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額の中の男が見つめる家族の崩壊過程――小津映画が描いたもの
- 著者: 平川 克美
- ナレーター: 菅沢 公平
- 再生時間: 36 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
■戦争を挟んで 今回は、映画の話をしたいと思います。 好きな日本の映画監督を挙げるとしたら、小津安二郎、成瀬巳喜男、川島雄三の三人でしょうか。いずれも戦前から活躍し、70年代に入る前にこの世を去った監督ですが、特に小津さんは、今でも非常に不思議な立ち位置にある人だと私は思っています。 どういうことかと言うと、まず、成瀬は職人的な監督で、男女の微細な感情をとてもうまく映像化する。作品の完成度は高く、しかもおもしろい。通俗的な意味でおもしろいんです。 『浮雲』は成瀬の代表作ですが、こんな作品はもう二度と作れないといった感じに仕上がっている。映し出される風景がとても官能的で、それだけで何かを語ってしまいます。『乱れる』『流れる』なども、あたかも一場のよい芝居を観せられているような作品です。(本文より))内田樹&平川克美の「大人の条件」はこちらから→http://yakan-hiko.com/uchida.html
著者: 平川 克美
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チャップリン 【喜劇の王様】 淀川長治 クラシック名作映画解説全集
- 著者: 淀川 長治
- ナレーター: 淀川 長治
- 再生時間: 40 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
淀川長治氏が最も愛したコメディの天才、喜劇王チャップリンの魅力を語ります。「成功争い」「ヴェニスにおける子供自動車競走」「ノックアウト」「メーベルの結婚生活」「笑いのガス」「チャップリンの醜女の深情」「チャップリンの拳闘」「チャップリンの失恋」「チャップリンの改悟」「チャップリンの消防夫」「チャップリンの番頭」「チャップリンのスケート」「チャップリンの勇敢」「チャップリンの霊泉」「チャップリンの移民」「チャップリンの冒険」「犬の生活」「サニーサイド」「キッド」「偽牧師」「黄金狂時代」
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懐かしい
- 投稿者: Amazonカスタマー 日付: 2022/06/09
著者: 淀川 長治
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雇用はなくても、仕事はある
- 著者: 平川 克美
- ナレーター: 菅沢 公平
- 再生時間: 21 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
どうも、ヒラカワです。 質問をいただきました。 <質問> 「いつも内田 樹さんと平川克美さんのメルマガを楽しく拝見させてもらっています。僕は38歳になる非正規労働者です。仕事は最低賃金に近く、給料は10万円前後。体調を崩したりすると、時給制なので月に10万にも満たない給料になります。自分一人が食べていくのが精一杯な状況です。 そこで質問なのですが、僕らの親の年代は65歳と、ほぼ団塊の世代だと思います。つまり、僕らは団塊ジュニア。まさに、第二次ベビーブームと呼ばれた世代。そんな僕らが今30代後半です。就職は氷河期でした。仕事もなかなか見つけられませんでした。世の中的に言うと、僕らのような団塊ジュニアの世代が、30代後半、40代と、まさに時代を担う(?)世代のはずなのですが、なんだか僕を含めて、幼い気がしてしまうのです。アニメ世代とも言えるのでしょうか……。短絡的な人(反知性的というのでしょうか)が多いように思い、今の政治や経済の状況を鑑みても、暗澹たる気持ちになります。(本文より))内田樹&平川克美の「大人の条件」はこちらから→http://yakan-hiko.com/uchida.html
著者: 平川 克美
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メトロポリス 【SF・ホラー】 淀川長治 クラシック名作映画解説全集
- 著者: 淀川 長治
- ナレーター: 淀川 長治
- 再生時間: 3 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
仮想未来都市メトロポリス。地上は資本家の楽園、地下の大工場では労働者が重労働にあえぐ。この労働者を抑圧するために資本家は人造人間をつくり地下に送り込む.
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解説?
- 投稿者: 0000 日付: 2021/10/25
著者: 淀川 長治
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十誡 【スペクタクル・史劇】 淀川長治 クラシック名作映画解説全集
- 著者: 淀川 長治
- ナレーター: 淀川 長治
- 再生時間: 5 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
見よ、海が割れる!雄大無比な世界最大映画の極致。 スペクタクルの巨匠デミルが作った旧約聖書映画化の元祖版。
著者: 淀川 長治
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道 【ラブロマンス】 淀川長治 クラシック名作映画解説全集
- 著者: 淀川 長治
- ナレーター: 淀川 長治
- 再生時間: 5 分
- オリジナル版
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総合評価
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ナレーション
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ストーリー
大道芸人は粗野で獣のような欲望しか持ち合わせない男。ジェルソミーナを1万リラで買い、ボロきれのように扱い捨てる。人間のエゴと純粋な魂を男女のしがらみを通して描く。女が死んで男が人間愛を知るラストシーンは忘れられない。
著者: 淀川 長治