『浮雲』のカバーアート

浮雲

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浮雲

著者: 二葉亭四迷
ナレーター: 大島 昭彦
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このコンテンツについて

話し言葉で文章表現をする言文一致体で書かれた最初の作品。近代日本文学の先駆けとなった。

内海文三は、官職につき、東京の叔母の元へ寄宿していたが、従妹のお勢に恋心を抱くようになった。二人は徐々に思いあうようになったが、不器用で要領の悪い文三は職を解雇されてしまう。理想主義ゆえに復職を願い出ることもできず、叔母からのあたりも辛くなるそんな中、かつて同僚の本田が家に出入りするようになり、お勢と親密になっていく。本田は文三と違い、要領もよく出世していた。お勢の気持ちも本田に傾いていき、文三は自分を不甲斐なく思いもするが、何もできないまま思い悩む。

二葉亭四迷

明治期の小説・翻訳家。1864年、江戸市ヶ谷に生まれる。本名、長谷川辰之助。別号、冷々亭杏雨、四明。
4歳で名古屋に移住、名古屋藩学校にて仏語を学ぶ。日本-ロシア間で締結された樺太・千島交換条約をうけて陸軍士官学校を受験するが失敗、外交官を目指す。
東京外国語学校露語科在学中にロシア文学に心酔。1886年に出会った坪内逍遥の勧めで『小説総論』を冷々亭主人名義で発表。
翌年、日本最初の近代リアリズム小説『浮雲』の第1編を、逍遥の本名である坪内雄蔵名義で刊行。はしがきで初めて二葉亭四迷を名乗る。
その後ツルゲーネフの『あひびき』『めぐりあひ』を翻訳。文学者として名を上げる一方で日露問題への関心が強く、教授を務めた外語大を辞任しウラジオストクに渡る。
帰国後朝日新聞社に入社、『其面影』『平凡』を連載し文壇に復活。1908年、特派員としてペテルブルクへ派遣されるが、翌年肺結核となり帰国途中のベンガル湾上にて46歳で死去。©2022 PanRolling
文学史・文学批評

浮雲に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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だんだん染み込んでくる感じ

好きなミュージシャンの名前と同じタイトルがパッと目に入って聴き始めたものの、最初は言葉が古くて頭に入ってこなかったですが…
ナレーションがとても良かったので、日本語の美しさが耳馴染みよく響いてきて、聴き進めるうちにだんだん自分の中に染み込んでいきました。
二葉亭四迷は名前だけで作品に触れたことがなかったので、これを機にオーディオブックで色々聴いてみようと思います。

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うじうじ感がすごい


思っているだけで全然何もしないなと思いながら聞いてました。自分もそうじゃないと言いきれないし、現代にもこういう人はたくさんいますよね。

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胸が痛い

本当に昔の作品なのか疑うくらい。むしろ今の時代のがこの問題に頭を抱える男性が沢山いそう。

色恋は今も昔も同じ問題を抱えていたんだろうなぁ。

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恋愛もの

うじうじ文七の恋愛物
おせいには勿体無いから諦めろ!

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