『脳の配線と才能の偏り』のカバーアート

脳の配線と才能の偏り

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脳の配線と才能の偏り

著者: ゲイル・サルツ
ナレーター: 野口 晃
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このコンテンツについて

天才はどうやって弱点を才能で補ってきたか。

天才とは、いったい何なのだろう。私たちが精神的な欠陥とみなす「脳の特異性」を持っていた。

「脳の特異性」にはさまざまな種類がある。本書では7つの特徴で分類した。

1.学び方の特異性(学習障害、読み書き障害)

2.注意力散漫(ADD、ADHD)

3.不安(不安障害、強迫性障害、パニック障害、恐怖症)

4.憂うつ(うつ病、気分変調症、不快気分)

5.気分の浮き沈み(双極性障害)

6.拡散的思考(シゾイドパーソナリティ障害、統合失調症)

7.関係性を持ちにくい(自閉症、アスペルガー症候群)

この7つの特徴は、脳の特異性を持つ人々の大部分をカバーするものであり、才能とのかかわりも深い。

本書の目指すところは、天才と脳の特異性との相関関係を明らかにし、そのずば抜けた才能を育てサポートする家族や地域社会に助力することだ。弱点を補い、彼らの強みを最大限に活かす道を探る。

目次

はじめに

第1章 学び方の特異性

【一般的な診断名】ディスレクシア(読み書き障害)

第2章 注意力散漫

【一般的な診断名】ADD(注意欠陥障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)

第3章 不安

【一般的な診断名】全般性不安障害、強迫性パーソナリティ障害、パニック障害、恐怖

第4章 憂うつ

【一般的な診断名】うつ病、気分変調症、不快気分

第5章 気分の浮き沈み

【一般的な診断名】双極性障害

第6章 拡散的思考

【一般的な診断名】シゾイドパーソナリティ障害、統合失調症、統合失調感情障害

第7章 関係性を持ちにくい

【一般的な診断名】自閉症スペクトラム障害

第8章 脳の特異性の未来

謝 辞

THE POWER OF DIFFERENT:

The Link Between Disorder and Genius

Copyright © 2017 by Gail Saltz

Published by arrangement with Flatiron Books through Japan UNI Agency, Inc., Tokyo.

All rights reserved.

©2018 Toshie Takeuchi
アウトドア・自然 自然・生態学

脳の配線と才能の偏りに寄せられたリスナーの声

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親、教育者、雇用者、多くの方に読んでほしい

 海外在住者です。子供にディスレクシアとアスペルガー症候群があります。ディスレクシアに関する日本の本は、出来ない事をどう出来るようにするかという無理強いな部分も感じていましたが、この本は強みを強化することに8割、出来ない事を出来るようにする努力は2割で個性を伸ばすという点が日本と違っていてとても好感を持てました。
 確かに稀有な成功事例と見る方もいるかもしれませんが、脳の特性への社会の無理解と家族の羞恥が適切な援助を欠いているのだとしたら、まず脳の特性について広く認識を深めるにはとても良い本で、少なくとも親としては勇気を持って子供を支援していく足がかりにもなりました。Audibleで聞くと、ナレーションの素晴らしさも手伝い、長さを感じられないほど親身に聞けます。良い本の紹介に感謝です。

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なんとなく知っておくだけでも

ボリューミーゆえ細かい論点は正直頭に残ってないけど、こういうタイプの特性があって、こういう関わり方が望ましいっていう大枠のイメージを掴めたように思う。
リアルに関わったことがあるタイプもいればそうでないタイプもいるので、専門でない人もなんとなくでも知っておくと、世界が少し優しくなる気がする。

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神経障害のある人の事例集

差別的なレビューになっているかもしれません、注意して下さい。

ADHDやうつ病等の方の成功者の体験談が並んでる。身近にそういう人がいてネガティブに感じているなら励ましにもなるし良書だと思う。
個人的にも当てはまりそうな症状があったりしたので身近にも感じる話題だった。
事例集で終わってるので統計データや脳科学的な話はなく、それを期待していたので星が少ないです。
また全体的に感じる「神経障害があっても社会的に成功できますよ」って普通の人からの上からな感じが気に食わなかった。東大生の40%近くがその手の障害(?)持ちって事実だけで畏怖の対象であり、凡人からすれば劣等感すら感じるので趣旨に違和感がある。そして天才と言われ社会的成功が本人の幸せという価値観も違和感がある。
表紙のデザインとナレーターは良かった

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