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夏への扉〔新版〕

著者: ロバート・A・ハインライン
ナレーター: 高梨 謙吾
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あらすじ・解説

ぼくの飼い猫のピートは、冬になると「夏への扉」を探し始める。家にあるドアのどれか一つが、夏に通じていると固く信じているのだ。そして、ぼくもまた「夏への扉」を探していた。親友と恋人に裏切られ、冷凍睡眠で未来へと送りこまれてしまったぼくは……永遠の名作を新版で刊行。映画化原作。解説/高橋良平

THE DOOR INTO SUMMER by Robert A. Heinlein Copyright © 1957 by Robert A. Heinlein Japanese audiobook rights arranged with The Robert A. & Virginia Heinlein Prize Trust c/o The Lotts Agency, Ltd. through Japan Uni Agency, Inc., Tokyo

©- (P)2021 Audible, Inc.

夏への扉〔新版〕に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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古いけど新しい

Kindleで読んだことがある作品だったが、Audible化されたときに即購入。聴きながら、ああ、こういうお話だったと思い出しながら楽しく聴けた。
プロットとしては現代でも通用する内容。時間旅行の時間軸は、昨今ではマルチバースが主流になっているが、この作品では、1つの時間軸。だからこそ、プロットの妙が活かされて、スカッとする。
ナレーターの方の語り口が親しみやすく、主人公のダンに合っていた。
もうこれは私のAudibleコレクションの殿堂入りに決定。

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猫好きならきっと楽しい

物語が進むにつれ常にピート(猫)のことが気になっりました。ハラハラしました。

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安定のストーリーだけど、せめてリッキィだけは女性でお願いしたかった

ストーリーはもともと知っているので安心して視聴できる。ナレーションも男性で安定していて良い。
ただ、せめてリッキィの部分だけは女性に朗読して欲しかった、、、ここだけ興ざめだ。

リッキィのセリフは少ないけれど、主人公の幸せを願ってハラハラしている読者にとっては重要な人物であり重要なセリフである。ここが男性なのは半端じゃない違和感がある。ここだけ、とてつもなく不満。

登場する女性自体が少なく、セリフもそれほど多くはないと思う(数えてはいないけど)
女性の話し言葉は、やはり女性の方がしっくりくるし、結果として名作としての価値あるオーディオブックにできると思う。

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古典のSF文学

1956年に発表。この時点で14年語の1970年の未来設定から、2000年後に目覚め、時間転移で再び1970年に。1956年にこの想像力。SFもさながら猫と人物描写面白い。令和だとSFというよりミステリー味が感じる。翻訳もよかった。
日本の映画は概要をさっくり追った感じもあるが思ったより悪くなかった。(映画のレコメントでラジオ番組で宇○○さんが原作についてSF的に古くさい、思想も古い、ルッキズム、エイジズム、性差別が酷くて気持ち悪いと語っていたが、時代背景にある感覚はしょうがなくそれを考慮して読んだ上で1956年から見た未来感を読み取れないのだろうか。自分の思想が勝つと世界は狭まる)

ナレーションもよく気持ちがタイプトリップしてよかった。

ロバート・A・ハインラインの小説はもっとオーディブルで欲しい。

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時代を超えて愛される本すなわち古典の名作

本書は小説なので、ナレーションというよりは朗読劇と言えるでしょう。
男声による朗読は明瞭で、SF好きには分かり過ぎるくらい分かりやすい内容と相まって、モーツァルトのオペラのように心地よく頭に情景が浮かびます。(ああ、それに比べて『三体』の最初の1分間を聴いた時の絶望感ときたら!)
しかしこのオーディブル作品の分水嶺は、主人公の飼い猫ピート(♂)の鳴き声です。この気高く美しい相棒の怒りの咆哮を、哀愁の嘆きを、勝利の雄叫びを、どう表現するのか!演技とは?動物の感情とは?表現とは?
・・・この先はどうぞお聴きになってご判断ください。

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ストーリーもナレーションも最高です。

オーディブル以外のオーディオブックを含めた中でも1、2を争うくらいに好きな作品です。ストーリーもナレーションも最高で、もう何度も聴き返しています。
ピートの鳴き声もとても可愛くて猫好きな人にオススメします。

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とても面白かった

ハインラインは大好きで、学生の頃多く読みました。
オーディオブックに早く出ないかなと思っていました
懐かしくて、もっとハインライン作品を多く出してほしいと思います
人形つかいなど。

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ストーリーがとても面白かったです

最初は猫が出てくると知り読んでみました。
予想以上にストーリーが面白くて読んでみて良かったです。
猫好きな人にもオススメです!

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猫と時間旅行で有名な古典SF小説

『夏への扉』が書かれたのはなんと1957年。
作品の冒頭の時点で1970年、さらに作中では2000年まで時代が進む。未来予測に基づいて書かれたSF小説だが、実際に現実化している機械が多数存在しているところに、作者ロバート・A・ハインラインの観察眼の鋭さを感じる。

物語の核とも言える〈ハイヤーガール〉全自動掃除機など、まさしくル●バそのものではないか。むしろ現実の●ンバより賢いぐらい。私だって〈フレキシブル・フランク〉全目的ロボットが欲しい!


《ストーリー》
主人公ダン・デイヴィスは、数々の発明を行う天才技術者である。彼は親友マイルズと恋人ベルの裏切られ、自分の会社も発明品の特許も騙し取られて失意のドン底にあった。彼は「冷凍睡眠保険」のネオンサインにひきよせられるまま、30年間の冷凍睡眠の契約を結ぶ。そして……。

1〜4章の1970年の話までは重苦しい展開が続くが、ここを真剣に聞いておくことで最後のどんでん返しがより一層楽しめるものになるはずだ。
5章以降の2000年に跳躍してからの話は紆余曲折ありつつも次々に起こる展開に続きが気になってページを捲る手が止まらなくなる……いや、いつまでも聴くのを止められなくなっているだろう。
これまでに散りばめられた謎が解き明かされていく様は圧巻の一言。最後はハッピーエンドで終わるのも読後感が良い。

《ナレーション》
高梨謙吾さんはとても耳馴染みの良い聞きやすい声質で、演じ分けもお上手なので聞いていてとても安心感がある。一人朗読のため女性役も担当するのだが、ベルの豹変ぶりはお見事と言う他ないし、リッキィの子供らしい愛らしさも伝わってきた。こういう女性や女の子の役は朗読でしか聞けないので貴重だ。

また、序文に“世のすべての猫好きにこの本を捧げる”とある通り、猫に対する描写がとても丁寧で、読み終わる頃には愛猫ピートにすっかり魅せられてしまった。彼にもしっかりセリフが割り当てられていて「ウエアーア」「ナーオウ」「ナアウ?」「ニャアウ!」などなど、猫の鳴き真似まで聞ける!字面で読むのも良いが聴くのはなお良い。ピートへの愛着が増して、この物語の結末がさらに感動的なものになった。

『コールドスリープ=冷凍睡眠』などSF小説らしい独自のルビ振りについても、読上げに工夫が凝らされていて、耳で聞いていても十分楽しめる。
( )で括られた注釈部も、声のトーンを変えることで自然に文脈に織り込まれていてとても聞きやすかった。

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素晴らしすぎる!

なんとスリリングで、なんとユーモラスに溢れ、そしてなんと感動的なお話しでしょう。

前半のサスペンスから、後半は一転してワクワクする冒険物語。そしてなんとも愛くるしい少女リッキーの一途な恋心と、タフで賢い飼い猫ピート。

聞き終えた後、とても爽快な気持ちになりました。単なるSF小説の域を超えてると思った次第でございます。

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