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  • 弱い人間はつい希望を語る――オーウェル的世界と言葉

  • 著者: 平川 克美
  • ナレーター: 菅沢 公平
  • 再生時間: 32 分
  • 4.8 out of 5 stars (4件のカスタマーレビュー)

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弱い人間はつい希望を語る――オーウェル的世界と言葉

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あらすじ・解説

■政治の言葉が棄損したもの  消費税延期に対して、安倍さんはかつて「上げません」「いや、上げます」と何度も宣言と撤回を繰り返したうえで、選挙が近くなると「消費税を上げない」と決断しました。その際、彼は「これまでのお約束とは異なる新しい判断をした」んだと言いました。そのうえ、「選挙で、このことが信任されるかどうかを問いたい」と述べた。 いやぁ、驚きました。一国の首相が、これほど、言葉の意味を腐敗させ、言葉に対する信頼を棄損する光景を目の当たりにしたのですから。この言葉を聞き、私はすぐにある世界を連想しました。イギリスの作家ジョージ・オーウェルが書いた『1984年』です。(本文より) 内田樹&平川克美の「大人の条件」はこちらから→http://yakan-hiko.com/uchida.html
©Hirakawa Katsumi, (P) 2017 Audible, Inc.

弱い人間はつい希望を語る――オーウェル的世界と言葉に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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真の正義、希望を語る力

安直な希望を語っているうちは、まだ人生や人間そのものに正しく向き合っているとは言えない。人間はどうせ死ぬという絶望と、人間活動が生む愚劣さに感じる絶望をとことん呑み込んでこそ見えてくる世界、人間愛に基づいたビジョンこそが真の希望である。人はそれぞれ、巷に溢れる希望の言葉の真贋を見抜く冷静な目を磨かなければならない。

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