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無と意識の人類史

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無と意識の人類史

著者: 広井 良典
ナレーター: 田丸 裕臣
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このコンテンツについて

本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、デスクトップのライブラリー、またはアプリ上の「目次」でご確認ください。(アプリバージョン:Android 2.40以上、iOS 3.11以上)

新型コロナウイルスの出現、大規模災害をもたらす気候の激変と温暖化、グローバル資本主義による格差と分断・・・
人類は「拡大・成長」と「不老不死」の夢を未来永劫、追い続けるのか。
地球規模での「第三の定常化」時代に向かう現在、人類が「無」をどう捉えてきたかを遡りつつ、私たちの世界観、生命観、死生観の在り方を壮大なスケールで問いなおす。
人口減少・定常型社会の社会保障、コミュニティ、死生観、哲学等、ジャンル横断の研究・発言を続けてきた第一人者による人類史への気宇壮大なアプローチ。

[第一の定常化]ホモ・サピエンスの増大 →転換1「心のビックバン」
[第二の定常化]農耕と都市の拡大 →転換2「枢軸時代/精神革命」
[第三の定常化]近代の進歩 →転換3「地球倫理」へ
人類は新たな「生存」の道への転換を図れるのか?

「狩猟採集社会や農耕社会それぞれの拡大的発展において、それが資源・環境的な制約にぶつかった際、人間はそれぞれ『心のビッグバン』『精神革命』という大きな意識転換あるいは従来になかった思想ないし観念を生み出し、…新たな『生存』そして『創造』の道を見出していったのだ」(本文より)

【著者紹介】
広井良典(ひろい よしのり)
京都大学こころの未来研究センター教授。1961年岡山市生まれ。東京大学・同大学院修士課程修了後、厚生省勤務を経て96年より千葉大学法経学部助教授、2003年より同教授。この間マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員。16年4月より現職。専攻は公共政策及び科学哲学。限りない拡大・成長の後に展望される「定常型社会=持続可能な福祉社会」を一貫して提唱するとともに、社会保障や環境、都市・地域に関する政策研究から、時間、ケア、死生観等をめぐる哲学的考察まで幅広い活動を行っている。『コミュニティを問いなおす』(ちくま新書)で第9回大佛次郎論壇賞を受賞。その他の著書に『ケアを問いなおす』『死生観を問いなおす』『持続可能な福祉社会』(以上、ちくま新書)、『日本の社会保障』(第40回エコノミスト賞受賞)『定常型社会』『ポスト資本主義』(以上、岩波新書)、『生命の政治学』(岩波書店)、『ケア学』(医学書院)、『人口減少社会のデザイン』(東洋経済新報社)など多数。

【主要目次】
イントロダクション:生の有限性、地球環境の有限性

第1章 無と死を考える時代

第2章 有限性の経済学

第3章 超長期の歴史と生命

第4章 無の人類史

第5章「火の鳥」とアマテラス

第6章 有と無の再融合

エピローグ:時間の意味

©広井 良典 (P)2021 Audible, Inc.
政治学

無と意識の人類史に寄せられたリスナーの声

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ストーリー
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すごく楽しい

オーディブルいつも1.8倍などできいていますが、こちらは標準の速度で聴いています。ゆっくり楽しみたい。

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結局どうすることもできない現実を突きつけられる

意外な考察で、面白いところもあったが死に対する何かポジティブなものはまるで見いだせない。気になるのは認知症の捉え方があまりにも他人事すぎること。いつ終わるかも分からない介護する家族にとって、介護するものが誰であるかもわからなくなった時点で、実質死んでいるという事実がまるでわかっていない。認知症になる前の甘い思い出など、過酷な介護の前で全てぬりかえられてしまう。本人は幸せのように言うが、では何故あれほどいらだっているのか?早々に施設に預けて、月に一度顔を出すくらいならこの程度の認識なんだろうが。

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エリートの考え方

文献や化学、理屈を元に思考を順序だて私の様な学の低い者でも解り易く説いている。
ただ、釈迦や孔子がその様な文献を読んで思考したのだろうか。
著者の示す先と釈迦が示す先は同じ山を異なったルートで指し示し登っているように感じました。

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興味深い本

オーディオブックで聞き流すのは勿体ないくらい中々内容の詰まった本だった。

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