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継子
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あらすじ・解説
<内容紹介>
ある日の登校中、怖い顔をしたルンペンから手紙を一通受け取った玲子。誰にも分からないようにお前のお母さんに渡せ。うまく渡せさないとお前がお母さんに殺されてしまう。
衝撃の言葉とともに渡された手紙に動揺する玲子。そんな中、ふとしたきっかけで休み時間に手紙を読んでしまう。
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春の夜、眠られずにいた玲子はそっと目を覚ました。暗闇の中、狭い梯子段を降りて2階のサロンへ向かう。ギシギシと響く音に警戒しながら。巨大な旧式洋館は静まり返っていた。
廊下の途中にある小さな覗き窓から月夜を除いた。覗き窓の下には大きなペンキ塗りの犬小舎が見える。ここには玲子の父親もらってきたセパードがいる。
名前はアムール。人懐こい犬で玲子と家庭教師・中村に特別懐いていた。3階の物置へ移動する最中、パッとシャンデリアが輝きだす。そこには、美しい夫人の姿が。
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玲子は恐怖のあまりぐったりと力を失った。懐から一通の手紙を差し出す玲子。手紙を見るや否や顔色を変える婦人。一通の手紙から物語が動きだす。
<夢野久作(ゆめの・きゅうさく)>
日本の小説家、SF作家、探偵小説家、幻想文学作家。
1889年(明治22年)1月4日 - 1936年(昭和11年)3月11日。
他の筆名に海若藍平、香倶土三鳥など。現在では、夢久、夢Qなどと呼ばれることもある。福岡県福岡市出身。日本探偵小説三大奇書の一つに数えられる畢生の奇書『ドグラ・マグラ』をはじめ、怪奇色と幻想性の色濃い作風で名高い。またホラー的な作品もある。
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