エピソード

  • 『どうかしてました』の著者に聞く|豊崎由美
    2025/02/28
    その辛口が人気の書評家、豊崎由美さん。歯に衣着せぬ語り口で圧倒的な存在感を示すが、本をどのような基準で判断されているのか、そしてどのように読んでいるのか。読書やその感想を書くという行為についてとことん聞くと同時に、自身について語った初のエッセイをもとに、豊崎さんの人となりも伺う。3話分の小タイトルはこちら。

    1.この本の内容について
    2.豊崎さんの読書について
    3.書評家という仕事について

    著者プロフィール
    書評家、ライター。1961年、愛知県生まれ。東洋大学文学部印度哲学科卒。 多くの雑誌、WEB、新聞で書評の連載を持つ。 著書に『そんなに読んで、どうするの? 縦横無尽のブックガイド』(アスペクト)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん!「 とほほ男子」で読む百年ちょっとの名作23選』(筑摩書房)、『ニッポンの書評』(光文社新書)、『時評書評ー忖度なしのブックガイド』(教育評論社)、共著に『文学賞メッタ斬り!』『百年の誤読』(共にちくま文庫)、『カッコよくなきゃ、ポエムじゃない! 萌える現代詩入門』(思潮社)などがある。
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    1 時間 5 分
  • 創造的雑談|岡田庄生
    2025/02/21
    仕事で雑談は、よくて息抜き、悪くてサボりの一種と見做されやすい。ところがコロナ禍でオンラインミーティングが盛んになると、チーム内のコミュニケーションにおいてこの雑談の存在が急浮上した。この「雑談」の大切さを提唱されていたのが、広告業界でプランナーとして活躍されている岡田庄生さんである。岡田さんは、雑談は人間関係を円滑にする効果以上に、仕事のアウトプットの質を高める効果があるという。つまりクリエイティビティに雑談は欠かせないと。では、どのような雑談が創造性を引き出すのか。6話分の小タイトルはこちら。

    1.博報堂はなぜ雑談を大事にしているのか
    2.どの場面で雑談を活用するのが良いのか
    3.どのような発言が望ましいのか
    4.本音が出やすく話しやすい空気の作り方
    5.良い雑談を生み出すための問い方と聞き方
    6.雑談はアイデアが生まれた後にも効く

    著者プロフィール
    博報堂 ブランドコンサルティング局 部長 / 博士(経営学)。1981年東京生まれ。国際基督教大学卒業後、2004年株式会社博報堂入社。コーポレート・コミュニケーション局、ブランド・イノベーションデザイン局を経て、企業のブランド戦略・マーケティング戦略の立案を支援するブランドコンサルティング局に所属。 著書に『博報堂のすごい雑談』(SBクリエイティブ)『買わせる発想 相手の心を動かす3つの習慣』(講談社)、『プロが教える アイデア練習帳』(日経文庫)、『ユーザー発案者効果』(碩学舎)など。武蔵野大学客員教授。法政大学イノベーション・マネジメント研究センター客員研究員。日本マーケティング学会常任理事。
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    55 分
  • 『ミネルバ式、最先端リーダーシップ』の著者に聞く|黒川公晴
    2025/02/14
    キャンパスを持たず世界7都市を巡りながら、最先端の教育を展開する世界最難関の大学。それがミネルバだ。2012年の設立ながら今やハーバードやスタンフォードを抑え、最も革新的な大学と評価されている。そのミネルバ大学の設立母体であるミネルバプロジェクト社がビジネスパーソン向けに開発したリーダーシップ講座も世界中の企業で人気を博している。本書はその内容を紹介したものだが、著者の黒川氏はこのプログラムの日本の責任者。外務省の官僚であった黒川氏が、なぜ教育分野に転身し、ミネルバの教育内容に惚れ込んだのか。そしてその教育はどのような特徴があり、どんな反響を生んでいるかなどを聞く。3話分の小タイトルはこちら。

    1.ミネルバという教育機関について
    2.この本の内容について
    3.黒川さんについて

    著者プロフィール
    2006年外務省入省。2009年米国ペンシルバニア大学で組織開発修士を取得し、外交官としてワシントンDC、イスラエル/パレスチナに駐在。2013年に帰国後は、安全保障や経済問題等様々な分野で政府間交渉に携わるかたわら、首相・外相の英語通訳を務める。国益と価値観がぶつかり合う前線に立つ中で、個と組織のあり方に強い関心を持ち、2018年独立。以降、コンサルタントとして国内外の企業の組織・人材開発を支援。リーダーシップ育成、ビジョン・バリュー策定、カルチャー変革、学習型組織作り、事業開発等のサポートを行う。2021年からは米国ミネルバと事業提携し、日本企業向けのリーダーシップ開発プログラム「Managing Complexity」を展開。自身も講師を務める。
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    1 時間
  • 『脱 <学校> 論』の著者に聞く|白井智子
    2025/02/07

    教育分野の社会起業家として、これまで数々のフリースクールを立ち上げられてきた白井さん。日本の教育システムからはみ出してしまう子供がいるのはどうしてなのか?そもそも教育とは何か?日本は、人を育てる仕組みが機能しているか。12月16日に同書を刊行する著者に聞く。3話分の小タイトルはこちら。

    1.この本を書かれた背景
    2.この本の内容について
    3.教育と社会について

    著者プロフィール
    1972年千葉県生。4 ~ 8歳をシドニーで過ごし、日豪二カ国の教育を体験。東京大学法学部卒業後、松下政経塾に入塾。1999年沖縄のフリースクール設立に参加、校長をつとめる。2003年NPO法人トイボックスを立ち上げ、大阪府池田市と連携して不登校の子どもたちのための全国初の公設民営フリースクール「スマイルファクトリー」を設立。東日本大震災後には福島県南相馬市に「みなみそうまラーニングセンター」「にこにこ保育園」等を開設。
    2020年から2期4年、NPO等社会的企業の業界団体新公益連盟の代表をつとめた。2024年10月、こども政策シンクタンクを設立。社会的格差の固定化を解消するためのプロジェクトを推進しながら政策提言活動を行っている。

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    1 時間 12 分
  • 世界語になった日本語|山口謡司
    2025/01/31
    フランス、イギリス、中国など世界で日本語の文献作成に奔走している山口謠司さん。『日本語を作った男』で第29回和辻哲郎文化賞を受賞するなど、日本語についての著者は多数。今回は、いつの間にか世界に定着した日本語、その背景を語る。日本文化伝播の歴史を知ることで、日本文化の可能性、また日本語に限らず、言葉の面白さに触れることができる。6話分の小タイトルはこちら。

    1.刀
    2.将軍
    3.印籠
    4.津波
    5.カラオケ
    6.絵文字

    著者プロフィール
    1963(昭和38)年、長崎県佐世保市に生まれる。現在、平成国際大学新学部設置準備室学術顧問。大東文化大学名誉教授。中国山東大学客員教授。博士(中国学)。長崎県立佐世保北高等学校、大東文化大学文学部卒業後、同大学院、フランス国立高等研究院人文科学研究所大学院に学ぶ。ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員などを経て、現職。専門は、文献学、書誌学、日本語史など。 また、ラジオパーソナリティ、イラストレーター、書家としても活動。『面白くて眠れなくなる日本語学』など著書多数。
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    1 時間 1 分
  • 『三体』の世界|大森望
    2025/01/24
    中国から生まれた本格的SF小説として一世を風靡した『三体』は、どんな世界を描こうとしていたのだろうか。本書の翻訳者であり、かつS F 評論家でもある大森さんに、稀代のS F小説の世界観を伝えていただくとともに、著者やS F小説の世界における中国などについて語っていただく。6話分の小タイトルはこちら。

    1.『三体』とはどんな小説なのか
    2.『三体』の世界的な反響
    3.『三体』の設定
    4.第2部からの怒涛の展開
    5.「SF史のなかの『三体』
    6.おすすめのSF

    著者プロフィール
    1961年、高知県生まれ。翻訳家。書評家。責任編集を務めた『NOVA』全10巻で第34回日本SF大賞特別賞を受賞。訳書に『三体』をはじめウィリス『航路』など多数。著書に『新編 SF翻訳講座』『21世紀SF1000』他。
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    56 分
  • 宇野常寛、『庭の話』を語る。|宇野常寛
    2025/01/17
    SNSという巨大なプラットフォームは、web2.0で言われた、誰もが自由に発信できる多様な社会を築くことにはならず、もはや相互評価ゲームの世界となっている。それは、他者からの評価と承認というインスタントな快楽が支配する世界だ。この世界にとって変わるのは「庭」である。庭は、人が手を加えた自然であり、個人の家でありながら外界と接している。比喩としての「庭」は、人が人間外のものに没頭する場所であり、制御できないものがあり、そこでは、「制作」活動が行われる。そして、この「庭」は他者からの評価と承認から解放されながら「居場所」となる。批評家の宇野常寛さんが新刊『庭の話』で主張したことを、自ら語る。6話分の小タイトルはこちら。

    1.社会のプラットフォーム化とその副作用 
    2.イーロン・マスク問題とその対抗策
    3.「家」ではなく「庭」の話を
    4.アと民藝、銭湯とランドリー、動脈と静脈
    5.「何者でもない」人々のための「弱い自立」
    6.「人間の条件」をアップデートする

    著者プロフィール
    著書に『ゼロ年代の想像力』、『リトル・ピープルの時代』、『日本文化の論点』、『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』。石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』、『静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話』、『遅いインターネット』など多數。立教大学社会学部兼任講師も務める。
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    1 時間 6 分
  • みかんを食べよう。|片野まり埜
    2025/01/10
    日本の冬の風物詩であるみかんは、あまりに日常的で当たり前の存在になっている。しかし、植物としての成分を見ると、そこには実に豊富な栄養素が詰まっている。ビタミンCはいうまでもなく、体に良い繊維質がこれほど簡単に摂れる食物も珍しい。同時に風邪を防止する抗酸化物質が含まれており、免疫力を高める成分が溢れているのだ。 スピーカーは「みかん案内人」の片野まり埜さん。子供の頃からスーパーに入ってはあらゆる食品の成分表示を見続けてきた。大の果物好きのみかん好き。いつもみかんを持ち歩いている。夢は世界中の人に健康という幸せを届けること。現在は薬剤師の仕事をしながら、人々に体にいい食べもののことを伝えている。ここでは、そんな薬剤師で健康や栄養を専門とする片野さんにみかんについて語っていただく。6話分の小タイトルはこちら。

    1.みかんは一年中食べられる 
    2.人類を救った『みかん史』
    3.甘いみかんと酸っぱいみかん 
    4.みかんで病気にならない生き方
    5. みかんでダイエット&美肌・育毛
    6.みかんで作る飲みものとくすり

    著者プロフィール
    薬剤師、NR・サプリメントアドバイザー、食品創作家。6歳の時に一人で料理を始める。10歳の時に小学校の家庭科の授業で食品添加物の事を知って以来ずっと食品と裏面表示を見続けている。お小遣いをもらっては果物を買いに行って足りない栄養を補っていた。中学生の時に「毎日みかんを10個食べていたら風邪をひかない」、高校生の時に「グレープフルーツを食べていたらニキビが引っ込む」ことを発見。大学の薬学部を卒業し外資系製薬会社に勤めた後、調剤薬局やドラッグストアで勤務。延べ5万人以上の患者さんと接し薬とともに健康や栄養を指導。資格はほかに薬草コーディネーター、メディカルハーブコーディネーター、ハーブ&ライフコーディネーター、野菜ソムリエ、スパイスコーディネーター、フードコーディネーター、北海道フードマイスター、アロマテラピー、クレイテラピー、中国茶など。 味覚テスト満点。みかんは年間200kgほど食べている。
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    58 分