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小銭をかぞえる

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小銭をかぞえる

著者: 西村 賢太
ナレーター: 辻井 健吾
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このコンテンツについて

女にもてない「私」がようやく女とめぐりあい、相思相愛になった。しかし、「私」の生来の暴言、暴力によって、女との同棲生活は甘いどころか、どんどん緊張をはらんだものになっていく。金策に駆け回り、疎遠な友をたずね、断られれば激昂し…金をめぐる女との掛け合いが絶妙な表題作に、ぬいぐるみを溺愛する女との関係を描く「焼却炉行き赤ん坊」を併録。爆笑を誘うほどに悲惨な、二つのよるべない魂の彷徨。新しい私小説がここから始まる。©西村 賢太 (P)2022 Audible, Inc. 現代文学

小銭をかぞえるに寄せられたリスナーの声

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ナレーション
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ストーリー
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待ってました!

西村ファンにとって待望の音声化です。
西村作品、もっと聞いてみたいです。
朗読も大満足でした。

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なめてたわ、、芥川賞作家

面白かった、、、けど、、あの暴言のスピード感と止められなさに過去の苦い想い出が浮かんで苦しかった。24/5/15読了

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悲しくて可笑しくて笑える

何年か前の、この作者が芥川賞受賞のニュースを見てなんとなく顔は覚えていたが、この度初めて作品を聴いてみて、これほど面白い人だとは思わなかった。
まず主人公(作者)のクズさに笑ってしまった。
語られる内容はどれも主人公が引き起こす金絡みの諍いであり、鬱屈してひねくれもので短気などうしようもない性格の主人公と、それになんとか迎合しようとする彼女のやりとりがひたすら綴られているのだが、語り口の妙な軽快さ、言葉選びの古風さ、なんとも言えないポップ感のせいで本人達とっては悲劇でも、側から見ているとどうしようもなく喜劇に思えて笑ってしまう。
優れた客観性の為か、まるで他人事ように書かれている内容はどれも作者の実体験によるものであろが、ついついお前がいうなとツッコんでしまいたくなる程の詭弁の連続に何度か噴き出してしまった。
聴く前は暗い内容を想像していたが、聴き終わると少し悲しいような、可笑しいような不思議な後味を残す作品だった。

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身内になりたくない。

この小説に出てくる破滅型の、こういうタイプの主人公は好きですが、身内にはなりたくないです。
 自分が落ち込んでいるときに、このような小説を読むと元気が出ます。
この方の作品をもっと読みたいと思いました。

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酷い

本当に酷い人間。
ここまでのクズ男の話をこんな綺麗な文章で私小説にしてしまう西村賢太は天才だ。

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どうしょうもないクズ男の内面

はじめて西村賢太氏の本を読んだ(聴いた)。おそらくは登場人物は著者自身のことなのだろうが、こんなクズ男だったのかとあきれて聴くのをやめてしまおうかと思うのと、そのクズの様子を事細かにグダグタと語られる文体になぜか引き込まれて続けてしまう。これが芥川賞作家の力量なのか。
同棲の彼女へのついカッとなって怒鳴る(たぶん殴ってもいる)描写はどうも苦手。

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小説というよりエッセイ

私小説というジャンルに入れられているが、実際は小説ではなくエッセイと呼ぶ方がしっくりくると思った。いわゆる「オチ」はない。え、ここで終わりなんだ、、、という終わり方。ただ、ここまで胸糞悪い(失礼)クズ男の赤裸々な本心と言動を、なぜか早く先を聞きたいと思わせてしまうのは、やはり筆の力ゆえなのか、、、?

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ナレーションは良い

ナレーションは作品に合っていてとても良かったけれど、作品内容がどうにも合わずイライラしてしまう…。ひどくない?女性かわいそう!の連続で辛い。

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終わり方が、、

落ちない、、と感じました。男の罵詈雑言にも何だか疲れてしまった。
あまりスッキリしません。笑

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