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ナレーター:
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秋共 憬希
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著者:
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夢野 久作
このコンテンツについて
草の中で虫が寄り合って相談を始めました。
蟋蟀こおろぎが立ち上って、
「鈴虫さん、オケラさん、スイッチョさん。もっとこちらへお寄りなさい。だんだん涼しくなりますから、みんなで合奏会をやってお月様にきかせようではありませんか。きっと御ほうびを下さいますよ」
と言いますと、皆パチパチと手をたたきました――℗RRJ Inc.
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幻想性の色濃い作風で知られる昭和初期の作家、夢野久作の短編小説。初出は「九州日報」[1925(大正14)年]。田圃へ虫とりに行ったお父さん蛙は、無残にも鵙に捕えられ死んでしまう。
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