『武蔵野』のカバーアート

武蔵野

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武蔵野

著者: 国木田 独歩
ナレーター: 景浦 大輔
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このコンテンツについて

渋谷村に移り住んだ国木田独歩が、そこに広がる武蔵野の美しい風景などをひたすらに賛美する。

私は明治29年秋から翌、春の初めまで渋谷村に住んでいた。昔から画や歌の題材となってきた武蔵野が、今はどのようなものだろうか。ありのままの武蔵野描くことでその問いに答えようと思う。結論から言えば今の武蔵野の美しさは昔と劣ることはない。美しさというより、詩趣と言いたい。その方が適切だ。
国木田が自然に触れ合いながらみた美しい武蔵野の風景、その情趣が豊かに描かれた随筆作品。

国木田 独歩
日本の小説家、詩人、ジャーナリスト、編集者。
筆名は独歩の他、孤島生、鏡面生、鉄斧生、九天生、田舎漢、独歩吟客、独歩生などがある。
田山花袋、柳田國男らと知り合い「独歩吟客」を発表。詩や小説を書き、次第に小説に専心した。「武蔵野」「牛肉と馬鈴薯」といった浪漫的な作品の後、「春の鳥」「竹の木戸」などで自然主義文学の先駆とされる。また現在も続いている雑誌『婦人画報』の創刊者であり、編集者としての手腕も評価されている。夏目漱石は、その短編「巡査」を絶賛した他、芥川龍之介も国木田独歩の作品を高く評価していた。ロシア語などへの翻訳がある。
©2022 PanRolling
文学史・文学批評

武蔵野に寄せられたリスナーの声

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音声でなら…

以前小説で読んだときには、古風な表現や文章がとっつきにくく、途中で読むのをやめてしまっていましたが、
このように音声で聞くと、読み手の方の雰囲気が伝わってきて幾分かわかりやすかったです。
風景や自然の表現の美しさを改めて理解するために、さまざまな本を読んでまた戻ってきたいと思います。

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馴染みのある土地

こんな作品があるのを初めて知りました。
武蔵野は自分自身も好きな土地だし、普段から馴染みのある土地の名前が出てきて興味深く聴きました。
武蔵野は良い所です。

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その地を慕う思い

上京してからだと、地元の風景がよりよく見える現象に似ているなぁと思いました。

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独歩とゆく

作家さんのすごいところは何でも言語化できて的確に表現できてしまうことだと、改めて感心します。

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美しい風景


景色を見たときに、そこから美しさを拾い上げられるかどうかは、その人間の視点次第だなあと思いました。

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独歩26、27歳

独歩が、26、27歳で書いた作品。ツルゲーネフの、ロシアの自然描写と武蔵野を重ねて見ているのは、明治の青年らしくて面白く感じました。この頃は、多摩川は澄んでいたんですね。この後、関東大震災後に、郊外へ移住する人々が増えて、戦後の高度成長期も有り、今は武蔵野の面影は殆ど無いですよね。

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